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ラフルアよ。先ず隗より始めよ
パッカーズのシーズンエンド。その責任の多くはラフルアHCにあります。何が問題なのか、自分なりの視点で書かせていただきます。
この記事は無料にします。個人的主張に溢れていますが、読んでいただければ幸いです。
ランへの強依存
ジェイコブスの加入によりインサイドのランが大幅に改善した今シーズンのパッカーズ。
ラヴの怪我でウィリスが先発した試合からランブロックを工夫し、ジェイコブスの能力を活かしたオフェンスの構築はうまく行きましたが、一方でラヴが戻ってもパスオフェンスがあまり機能せずにラン中心のオフェンスを継続。シーズンが深まるごとにランへの依存度は深まり、あらゆる局面でランをコールすることが多くなりました。2nd&ロングでのランの多用はその最たるものです(昨年も多くはありましたが)。
これで勝てるなら問題ないとは言えますが、ランを止められると無策で負けるチームになってしまったのがチーム弱体化の大きな要因となりました。
パスオフェンスの不調
通常はランが良くなるとパスオフェンスも良くなりますが、それが全く見られなかったのが今シーズンのパッカーズ。詳しく振り返らないとわかりませんが、自分なりに考えた要因はこちら。
・ラヴのプレー内容が悪い
・ランが出るのにプレーアクションが少ない
・ブリッツに対して無策
・ショートパスのバリエーションが少ない
・昨シーズンの成功に胡座をかいて新しい取り組みがない
個別についてはもう少し分析して、書けるようであればいつか書こうと想います。基本的にラヴの不調以外はラフルアの責任がほとんど。最近の会見では「エグゼキューションの問題」という発言が目立っていましたが、「昨年はこれでうまくいったから同じことをやればうまくいくはず」という気持ちが透けて見えていたように思います。
ノーハドルオフェンスの下手さ
PHI戦での追い上げようという状況でのノーハドルオフェンスの下手さには呆れました。
・コールを入れるのが遅い
・時間が無いのにスナップまでに何十秒もかける
・時計が止まらないランを多用
・3rdダウンでランをコールし時計も止まらず1stダウンも取れない
などなど
もちろんラヴの責任もありますが、そもそもとして練習が足りていないと感じます。また、ここでもラン依存が顔を出していますね。もう病気です。
タイムマネジメントの下手さ
CHI戦では酷いミスがありましたが、それ以外にも多くの細かなミスがありました。ここについてはもう他のコーチに任せれば良いと思うくらいです。
アグレッシブさの欠如
なんでもかんでもアグレッシブなら良いのかという話はありますが、リスクを恐れすぎるラフルアのマインドがチーム全体に蔓延しているように思います。一回DETを見習ってガンガン4thダウンギャンブルをするチームに生まれ変わってみてはどうでしょうか。
実際にそうするかは別としても、クリティカルな場面で「ミスしてはいけない」というマインドを変えることは必須だと思います。
DETは4thダウンギャンブルに慣れているから、緊張することなくプレーできるし、ミスをしても「次に頑張れば良い」と切り替えられているんですよね。パッカーズとは真逆です。多くのことをDETから学んで欲しいと思います。
規律の欠如
大事な試合で高確率で誰かがパーソナルファールをし、ターンオーバーを犯して負けの原因になる。個人の問題ではなくリーダーの問題です。
ベストを尽くせ
パッカーズはラフルアのチームでもフロントのチームでも無く、ファンのためのチームです。ファンの期待に応えるべく最善を尽くすのがHCの仕事。現状はそれが出来ているとは全く思えません。
次のシーズンを見られずに他界するファンもたくさんいます。現在のシーズンでのスーパーボウル獲得のために全力を尽くせないのであればさっさと辞めてください。もちろん長期的目線は必要だし、全てのチームが勝てるわけでありませんが、ラフルアには「今のパッカーズを率いてスーパーボウルを獲る!」という気概を感じません。
優秀なコーチではあると思いますが、来シーズンが今シーズン同様なら見切りをつけて新たなHCを迎える必要があるでしょう。彼にとって来シーズンがラストチャンスです。
GO!PACK!GO!
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