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レシーバー陣がクリスチャン・ワトソンのために奮闘する

シーズンエンドの負傷となったWRワトソンに対するレシーバー陣の反応をまとめた記事の翻訳です。


今週、パッカーズのレシーバールームでは、手の込んだスピーチは必要なかった。

日曜日のシカゴ・ベアーズとのレギュラーシーズン最終戦でクリスチャン・ワトソンが前十字靭帯を断裂して倒れたのを見て、ロスターのWR全員が何をすべきかを理解した。

身長6フィート4インチ、40yd4.3秒のレシーバーであるワトソンは、2022年にノースダコタステート大から2巡目でグリーンベイにドラフトされて以来、同チームでフィールドを揺るがす存在となった。

爆発的なプレーやタッチダウンだけでなく、この25歳のWRは、NFLで最も若いレシーバー陣の中で、ロッカールームのリーダーとしての地位を確立している。

ワトソン無しで戦うのは辛いが、日曜日のフィラデルフィア・イーグルスとのワイルドカードプレーオフに向けて、彼の仲間たちの間では暗黙のスローガンが掲げられた。

「彼は我々のリーダーの一人であり、我々の兄弟の一人だ」と2年目のレシーバー、マリク・ヒースは語った。「このようなことが起こるたびに、自分にも起こったような気分になる。」

ワトソンは、ハムストリングの度重なる負傷により2023年シーズンが台無しになった後、健康を取り戻すために多大な努力を払い、今年初めにはウィスコンシン大マディソン校まで出向いて、軟部組織の問題の根本原因を突き止めるための追加検査を行った。

それが功を奏し、先発出場(15)と出場スナップ(555)の両方でキャリア最高記録を樹立。ワトソンは今シーズン初め、ボールが自分のところに来ないときも忍耐強くプレーし、それが彼の性格の証しとなった。

ワトソンはわずか29回のキャッチで620ydと2回のタッチダウンを記録し、キャッチ1回あたり21.4ydという驚異的な平均ヤードを記録した。これは、殿堂入りしたジェームズ・ロフトンが1984年に記録した平均22.0ヤード以来の記録である(25回以上のキャッチ)。

ワトソンはWEEK16にセインツを34対0で完封勝利した試合中にもう片方の膝を負傷したが、2週間後のベアーズ戦では同じく3年目のWRロミオ・ドブス(病気)の欠場を補うために復帰した。

ワトソンは第2クォーター開始1分、ルートラン中に倒れた。その様子を見たレシーバー陣の心はすぐに崩壊した。

「クリスチャンは我々の仲間だ。我々はクリスチャンを死ぬほど愛している」と、2022年のドラフトに向けてワトソンとトレーニングしたボー・メルトンは語った。「その状況を見るのは本当に辛かった。もちろん、我々はチームとしてステップアップしなければならないが、クリスチャンは間違いなく大きな存在だ」

パッカーズのレシーバー陣は仲間意識が高い。それはグリーンベイが2022年にワトソンとドブスをドラフトし、翌年にはジェイデン・リードとドンテイヴィオン・ウィックスを指名したときから始まった。

この2つのドラフトクラスからは、UDFAとしてリーグ入りしたメルトンとヒースも加入している。当初、WRたちは成功するには若すぎ、経験不足で、未熟すぎるのではないかという疑問に溢れていた。

しかし、彼らは昨シーズンのプレーオフに進出。ダラスでカウボーイズに48対32で勝利し、第7シードのチームとして第2シードのチームを倒した初のチームとなった。

これによってWR陣の絆は深まり、シーズン中もオフシーズンも一緒に過ごす時間が増えた。彼ら全員がプレー時間を得て、ターゲットなり、お互いの最大のサポーターにもなった。

「彼らがここにドラフトされて以来、我々はお互いに協力し合っている」とメルトンは語った。「我々がここに来た最初の年、みんなが目の敵にしているように感じた。『ああ、この若い子たちは何をしているのかわかっていない』と。それが我々を結びつけたんだ。我々はそれを受け入れ、高め合い、関係を育んできた。」

ワトソンのような選手を失うと、単に「Next man up」という考え方だけでは不十分になる。彼がチームに与えたあらゆる面での影響が大きいからだ。しかし、各レシーバーは自分の役割を果たす準備ができている。

メルトンは一流のスピードを持ち合わせており、これはワトソン抜きで始まった昨年の快進撃で役立った。ヒースは先週日曜日のベアーズとの試合終盤、逆転ドライブ中に3rd&21で41ydのジャンプキャッチを成功させるなど、勝負を決める才能を発揮している。

ウィックスは6試合連続で複数回のキャッチを記録。リードはシカゴ戦でトータル1,000ydを突破し、レシーブ数とレシーブヤードで2年連続でグリーンベイのトップに立った。

パッカーズは今週日曜日、イーグルスとそのトップランクのセカンダリーとの重要な対戦に備えているが、ドブスは病気から復帰するはずだ。

「我々はいつもチームとして戦い、チームの行く末は我々の内容次第だと言っている」とウィックスはレシーバールームについて語った。「レシーバーは速いスタート、好調なスタートを切らなければならない。我々が速いスタートを切れば、オフェンスも速いスタートを切れるだろう」

レシーバー陣はワトソンのサポートが得られることを知っている。ヒースによると、ワトソンは水曜日に治療を受ける前にレシーバールームに立ち寄って挨拶をしたという。

ワトソンが回復への道を歩み始める中、パッカーズは彼の勤勉さとプロ意識を残りの仲間に引き継いでいくだろう。この2年間に築かれた仲間意識は、フィールド上の1.5エーカーの広さをはるかに超えるものだからだ。

「我々は彼のために頑張るよ」とヒースは語った。「彼はプレーオフに出場できるよう、1年中健康でいようと努力していたからね。我々は彼のために頑張るよ。みんな彼のために全力を尽くす」


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