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Sエヴァン・ウィリアムズは「脳内に武器を持っている」

ルーキー年を予想以上の活躍で終えた、Sウィリアムズの記事の翻訳です。


セーフティのエヴァン・ウィリアムズがパッカーズの先発メンバーに加わるまでには、ルーキーシーズンの5試合目までかかった。

そして彼はすぐに、自分がそのチームにふさわしいプレーを見せた。

5点差で負けているラムズが、残り2分で逆転TDを狙う中、ウィリアムズはバンチフォーメーションから抜け出したレシーバーに9ydのパスを成功させてしまった。

数スナップ後、4thダウンとなり、ラムズは同じバンチフォーメーションからまったく同じルートの組み合わせを使った。スナップ前にそれを認識したウィリアムズは、相手とのギャップを縮め、タイトなカバーによりパス失敗をさせて、24ー19の勝利が確定した。

ウィリアムズについて語るとき、シーズンを通して誰もが最初に言う言葉は「賢い選手」だった。

「結局、それがこのゲームの大きな部分を占めているということだ」とウィリアムズはパッカーズのシーズンが終わった直後に語った。「このゲームは90%がメンタル、10%がフィジカルだと人々は言うが、その多くは真実だと思う」

「フィールドでは常にチェスマッチが発生している。特にセーフティはQBの読みと対峙しなければならない。なぜなら、多くのプレーで彼らが読んでいるのは、セーフティが何をするかを考えることだからだ。」

ウィリアムズの頭の良さは、キャリアが進むにつれて、彼とパッカーズにとってさらに大きな財産となるだろう。彼はジェフ・ハフリーDCのシステムを素早く習得し、フィルムスタディから平均的な新人よりも多くを学び、ベテランセーフティのゼイビア・マッキニーと協力してディフェンスの意図をディスガイズすることができていた。

すでに500回以上のスナップをこなしている彼は、そのメンタル面の引き出しも増えており、プロとして成長するにつれ、さらに多くの情報を活用できるようになるだろう。

「彼は自分が望むだけ優秀になれる」とライアン・ダウナードDBコーチはシーズン後半に語った。「彼は頭が良く、認識力に優れていて、脳内に武器を持っている。コンセプトや我々がやろうとしていることを理解できるため、リーグで早い段階でプレーする能力をすぐに身につけられる」

ウィリアムズは身体能力も欠けているわけではない。40yd走4.6秒のタイムや身長5フィート11インチの体格がドラフト4巡目まで残った理由かもしれないが、フレズノステートとオレゴン大出身の彼はアングルが良く、パンチ力も少しあり、ハンドリングも優れている。

これらの総合力が、プレーオフを含む14試合 (7 試合先発) で54タックル、4PBU、1インターセプト、1ファンブルフォースという成績につながった。シーズン後半に出場を左右したさまざまな怪我 (ハムストリング、脳震盪、大腿四頭筋) がなかったら、彼は間違いなくもっと多くの試合に出場していただろう。

これらの実績を積み上げたのは、ウィリアムズがマッキニーとともに先発としての地位を確立した後のことだ。それには時間がかかり、ブラジルでの開幕戦ではディフェンスでの出場は無く、その後の3試合では合計34スナップしかプレーできなかった。

しかし、彼は自分の出番を待っている間も、フィールドに出るたびにアピールし、LAR戦でその地位を固めた。ルーキーシーズンで最も誇りに思うことは何かと聞かれると、彼は「プレーメイキング」と答えた。

「今シーズンに入る前は、僕がスピード、フィジカル、サイズが不足していると疑う人が多かった気がする」と彼は語った。「実際のところ、僕はただ、数字が何と言おうと、あるいは誰が僕について何を言おうと、ベストを尽くせば少し違って見えるということを映像に残そうとしただけだ」

彼はマッキニーやニクソンのようなベテランから受けた指導に感謝している。彼らへの尊敬と出場時間を獲得するためのプロセスとして始まったが、その成果が彼がグリーンベイの守備の柱になる可能性を予言している。

同じくセーフティのドラフト指名選手であるジャヴォン・バラードはニッケル/スロットが彼にとって最適なポジションかもしれないことを示し、ニクソンがインサイドCBだけでなくアウトサイドCBでもプレーできることを証明したことで、ハフリーの守備が形になるにつれ、マッキニーとウィリアムズがバックエンドで長年のパートナーになることが容易に想像できるようになった。

何回か怪我をしてしまったウィリアムズにとって、オフシーズンは身体を回復させる良い時期となるだろう。彼は2年目はより健康な状態を保つことを目指している。そして、身体を支える頭脳は、常にそこに存在する。

「自分が成長し続ける限り、精神的な優位性、試合での精神的な面は失われないと思う」と彼は語った。「それが本当に大きな力になるだろう」


文中で触れられているLAR戦のプレーはこれ。最初はプレーが読めていずに楽に決められたが、次はタイトにカバーしてのPBU。フィジカルにプレーできるウィリアムズの良さですね。

このWEEK5での活躍でスターターを奪取しましたが、怪我以降のパフォーマンスは不安定。スターターを確固たるものにし、リーグを代表するようなセーフティになるためには、健康とさらなる成長が必要になります。


GO!PACK!GO!



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