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スターリング・シャープが殿堂入り

パッカーズのレジェンドであるWRスターリング・シャープが遂に殿堂入りを決めました。


シャープは、これまで何度も殿堂入りのセミファイナルに進出。今年はシニア部門のファイナリスト3人のうちの1人に選ばれていた。シニアの候補者は、現代の選考プロセスではもはや資格がなく、最後にNFLの試合に出場したのは1999年以前の選手が対象。

シャープは1988年にサウスカロライナ大からドラフト1巡(全体7位)で指名され、パッカーズで7シーズンプレー。オールプロの1stチームに3回選ばれ、プロボウルに5回選出された。

彼は弟のシャノンとともに殿堂入りすることになり、シャープ兄弟はカントンで殿堂入りした初めての兄弟に。

2011年、シャノンの殿堂入りスピーチでの

「私は家族の中で殿堂入りした唯一のプロフットボール選手であり、家族の中で2番目に優れた選手だ」

という発言はあまりにも有名ですね。

シャープは1992年に1シーズン当たり108回のレシーブで当時のNFL記録を樹立し、翌年には112回で記録を更新。また、TDレシーブ数でも2度リーグトップに立った。その中には最後のシーズンに記録した18回も含まれているが、首の怪我で早期引退を余儀なくされた。

この首の怪我が無ければ、ジェリー・ライスと並び称されるレジェンドとして早期に殿堂入りしたことは間違いなかっただろう。

シャープは、パッカーズの通算レシーブ数(595)で歴代トップの記録を残し、レシーブヤード数(8,134)ではジェームズ・ロフトンに次ぐ2位、タッチダウンレシーブ数(65)ではドン・ハトソンに次ぐ2位の記録を残した。両者ともに殿堂入り選手である。

元パッカーズのSユージン・ロビンソン(シャープとはパッカーズ入りの前に対戦)
「彼は、マイケル・ジョーダンやタイガー・ウッズのように誰よりも輝いていたジェリー・ライスの時代に、リーグをリードしたことがある。対戦相手全員が彼を止めようとしていたとき、スターリングはオフェンスの重責を担っていた。私たちは止めることができなかったし、誰もできなかった。」

元パッカーズGMのロン・ウルフ
「NFLのディフェンシブコーディネーターは皆、スターリング・シャープを外せばパッカーズに勝てると考えていた。しかし、彼らはスターリングを外すことは絶対にできなかった」

その他の殿堂入り選手

CB Eric Allen(PHI、NO、OAK)
EDGE Jared Allen(KC、MIN、CHI、CAR)
TE Antonio Gates(LAC)

1996年スーパーボウル制覇時のホルムグレンHCはコーチ部門のファイナリストになったものの受賞ならず(コーチからは選出無し)。

来シーズンはベリチックが対象になるので、ホルムグレンが選ばれるとしても再来年以降になりそうです。


ロフトンやロジャース時代のジェニングス、ネルソン、アダムズとパッカーズには優れたレシーバーが所属していましたが、自分が見た選手の中ではスターリング・シャープが歴代トップのレシーバーだと思います。(ドン・ハトソンは見てないので除く)

首の怪我でスーパーボウルも取れておらず、その不遇を嘆く声も多く聞かれましたが、この殿堂入りで彼の稀有な能力が認められたことは喜ばしい限りですね。


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