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バーゼル規制=BIS規制について

バーゼル規制とは

国際的に活動する銀行の自己資本比率や流動性比率等に関する国際統一基準のことです。
この規制をクリアしないと銀行間の国際取引ができませんので、グローバルな現在ではほぼ強制的な規制ですね。

バーゼル銀行監督委員会の事務局が国際決済銀行(Bank for International Settlements=BIS)にあることから、バーゼル合意は「BIS規制」とも呼ばれています。

バーゼルⅠ

銀行の自己資本比率の構成内容や、最低水準=8%以上を制定。
1992年に施行

規制内容を図で示すとこうなります。
バーゼル1

ティア2、2ランク目の資本に株式の含み益が入っているのが気になりますね。株が下がれば2重に資本が毀損するわけなので。

バブル崩壊後にこの仕組みの脆弱さがわかり、バーゼルⅡへ改定への動きとなりました。

バーゼルⅡ

規制内容を図で示すとこうなります。

バーゼル2

バーゼルⅠ+融資内容のリスクをより正確に測定するという内容に変更されました。
自己資本比率を出す際の分母の部分の精緻化です。

バーゼルⅢ

規制内容を図で示すとこうなります。

バーゼルIII

バーゼルⅢは

主な違いは、自己資本比率規制が8%→10.5%になることです。

世界各国で2013年から段階的に実施されていて、2027年初から完全に実施される予定になっています。

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