ピッチ上の暴走族はピッチ外で10番のパシリ

試合を決める選手、それはもちろんシーズン30ゴールを確約して決めるストライカーが理想だがそういうストライカーがいるチームには時にシーズン20ゴールを決める爆走アタッカーがいる。
カウンターで裏に抜けると誰も止められない速さ、足元で受けて縦に行くと分かってても止められない縦突破。これもまた男のロマン。
これは間違いなく私自身の好みでありフェチだ。
そもそも爆走アタッカーってのも私が勝手につけた名前でありセンスは何ともいいようがない。
そこは良しとしてどストライクな爆走アタッカー紹介をして行こうと思う。

ドウグラス・コスタ

生粋のウインガーであり、グアルディオラがバイエルンにいた際にフィジカルモンスター集いのチームで最も光っていたといっても過言ではない。

ペップのバルサ時代のアシストNo. 1はメッシ。シティではもちろんデ・ブライネ。
そしてバイエルンではまさかの脳筋ゴリゴリオタクのドウグラスコスタだ。
あれ?実はウイングつっても10番タイプ?と思った方!!いやいやドリブルしか脳がない。
常に縦、縦!縦!!!!だ。その爽快、且つ時折見せるブラジルっぽい遊び心。ネイマールより魅せられるだろう。
そんな俺を魅了した選手は昨年のCLラウンド16でユベントスとしてトッテナムと対戦。
白と黒の縦縞チームは一方的に支配され、トッテナムがいつ点を取ってもおかしくない試合だった。
だがチームが逆風の中彼は1人でぐんぐん1人、2人、3人抜きとそれを何度も繰り返しチャンスメイクをした。

1人でゲーム展開を変えれる選手といっても過言ではない。

面白くない展開だが、中学時代に惚れていた選手が何年か越しに応援しているチーム相手に殴っているのを見て少し暖かい気持ちになった。

 中学の時憧れていた人が大人になった今、噂のカワイイ子になっている感覚だ。
だが逆もあるのも忘れてはならない。中学の時憧れていたが大人になっていくうちに汚れ、ただの都合いいビッチになっているパターンだ。

それを界隈ではモラタという。
まあ話逸れまくったけどコスタ好きって話。

クアドラード

2人連続ユベントスからの選出。
4人連続くらいまで行ったらユベントスのことを細田守といいたい。そしてロナウドが来るまでは7番つけていたが、来た瞬間譲るダチョウ倶楽部男。

小ボケは置いといて、この選手に関してはブラジルW杯で日本と対戦した際の嫌な記憶が蘇る人も少なくはないだろう。
ボールを保持してた日本がとられた瞬間にクアドラードへ適当に足元か裏につけてカウンター失点。

というシーンを何度もみた。
彼も単独での打開力はピカイチ。爆走アタッカーの名に相応しい選手だ。
しかし彼は縦に留まる選手ではないことを約束したい。

誰もが彼に求めているのはスピードに乗ったドリブルからのクロス。もしくはシュートのはずだが、時にラームのように中盤に参加し裁こうとする。
そして時にトリッピアのようにクリエイティブなチャンスメイクをしようとする。

もちろん成功したプレーだけみたら世界最高の選手だろう。だがオーリエとウォーカーの中間を取ったような彼にそのような器用さはない。

だがそこに痺れ、憧れるのである。

どちらかというとウイングよりサイドハーフ寄りだ。

ルーカスモウラ

どちらかというとCF寄りの選手だろう。

でたよ〜。またスパーズかよ〜。

と思った方はまだ俺のことを何もわかっていない。
前にスペースがある時は王騎将軍が歩兵を相手にするようにゴール前まで運ぶ。
王騎という名前を出すだけで顔から滲み出る少年サッカーの試合でヤジを飛ばしまくるパパ感がなくなる。

だが前にスペースがない時はどうだろう。

キッズサッカー並みに自分とボールだけの関係になってしまいフリーの選手を見えずにシュートで終わるか取られるかの二択だ。

ザが付くほどの活かされる選手。

だがそれでいい。
爆走アタッカーに活かすことなど必要ない。速さしか能がなくただひたすらにスタミナが尽きるまで縦にしかけ、取られたら自陣ペナルティエリアまで戻り続ける。
その脳筋さにロマンが詰まっているのだ。

あんどぅろーーーーーすたうんぜーーん

そう。イングランドで7番をつけるような選手だ。

なわけねえだろ。

5年前2、3回呼ばれただけだわ。
知らない人に説明するとタウンゼントは、縦に突破してカットインから入らないシュートを永遠に打ち続けるマシーンだ。

その為右を得意とする選手だが、カットインをさせないために左に置かれることがある。
その方がノーチャンスなミドルがなくなりクロスになりまだ見ていられる。

何より彼は大貧民が革命を起こし1ターンで大富豪になるような選手だ。
そう、彼はキャリアで10ゴール程しか決めていない。その中の1ゴールの中に代表初試合のワンプレー目でカットインからのゴールがある。
いつも入らないのにそこで決めるのだ。
当時の彼はスパーズサポにネクストベイルと謳われていた。そして私自身タウンゼントが未来だと1、2ヶ月程思っていた。しかし、皆が気付いた。

あれ?レノンの方がよくね?

彼はローテーション要員へ主戦場を変えた。
もちろん代表での経験がありまだ未来のある選手がそこで満足するわけがない。監督に直談判し移籍を決断した。

実は10歳の頃からスパーズに在籍しており、16年間スパーズでプレーをしてきた功労者。
もちろん、ローンで他のクラブにいたこともあったがそれもスパーズで活躍をする為。その選手が移籍した時脳裏にSee you againが流れ、泣いた。

でも今隣のクリスタルパレスで10番としてわちゃわちゃ元気にカットインしているのをみる。
自分自身常に元気をもらってます。
何かの間違いでシティに移籍してデ・ブライネとツーセンター組んでください。これからも頑張ってください。

いかがでしたか。
あれ?お前爆走アタッカー世界最高額のムバッペは?お前ベイル好きじゃねーのかよ!という声が聞こえてきそうですね。
いや、聞こえないんでいちいち説明しません。

#脳筋 #爆走アタッカー #海外サッカー #ユベントス #トッテナム

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