No,83【孤独に与えられた無力】
無力な人は可哀想か。
そんなこと思うべきではない。
自分が無力だとわかっていても誰もがそれを争う。
とても美しく儚いものだ。
生命が一番輝く瞬間だと言える。
無力でいい。
無力だからこそ美しくなれる。
最初から力を有する人はつまらないだろう。
成し遂げたいものを簡単に成し遂げることができる。
成し遂げた瞬間、それは消えてしまう。
成し遂げるまで、辛い思いをして孤独になり
ネガティブになり、命を掛け、犠牲を払い
人間臭い醜い言動や行動を行い前になんとか進む姿。
それこそ、人を惹きつける人生なのだ。
完成してはいけない。常に未完成でいてほしい。
無力だからなんだ。
辛いか。いいじゃないか。
何もできないか。
それはそうだ。
1人の人間に何ができる。
何を高望みしている。
まずは認めろ。自分の無力さを。
自分に無駄な励ましをしてはいけない。
励ましたところでお前は何も変わらない。
誰よりも無力で何もできない人間だと認めろ。
認めることができたのなら、
そこから這い上がるために無力を有力にするために、
ひたすら努力するしかない。
綺麗事なんて存在する世界はない。
ただ自分の無力を認めることが出きる人間に
努力など簡単なものだろう。
一度地獄を感じろ。
二度とそこにいかないようにすればいいだけだ。
孤独戦え。
無力と言う力で。
そうすれば、あなたの人生は美しく散るだろう。
生命など一瞬だ。
その一瞬を美しく散れ。