マドンナの想いを抱きしめたい!
○:2人とも聞いてくれよ!
夏が終わり、秋の仲秋。
授業が全部終わった放課後。
学校の有名なグループ”さつまいろ”の、
さつを抜いた、まいろの茉央といろはに、
あるを話していた。
茉:どうした〜?笑
い:どうしたの?笑
○:いや、今日もさ...
ー
??:○○はツンデレ〜♪
○:いっつも朝からしつこいぞ!咲月!
咲:いいじゃん!
○:...
咲:なんで無視するの!
○:...
咲:○○のばーか!
○:...
咲:ばかっ!ばかっ!
○:...
咲:もう嫌い! フンッ
ーー
○:朝、こんな事があったかと思ったらさ...
ーー
咲:一緒にご飯食べよ〜!
○:嫌い!じゃなかったのかよ笑
咲:なんのこと〜?
○:面倒くさっ! 俺、学食だから無理〜
咲:え...ちょっと!ガシッ
○:なんだよ!
咲:私も学食行く!
○:やめてくれ! 腹減ったから離して
咲:はい...
ーー
○:咲月ってなんでこんなしつこいの?
”さつまいろ”のさつこと咲月の話をしていた。
い:なんでだろうね!笑
○:訳分からん!
い:○○はどう思ってるの?
○:面倒。ただそれだけ
茉:○○も鈍感やからなぁ〜笑
○:どこが鈍感だよ!
い:鈍感すぎるよ!
○:鈍感も何も咲月が辞めればいいだけじゃない?
い:そう言うとこが鈍感笑
○:あ〜!かまって欲しいってことか!
茉い:(ダメだこりゃ...笑)
○:ホント思うけどさ、恋愛ってムズいよな
○:咲月みたいなやつと付き合える気ない
○:マジ面倒いやつホント嫌い
○:咲月も可愛いのにしつこいのが欠点すぎる
○:と言うか咲月いつになったら終わるんだよ
今日は水曜日。
週1回のパン屋でのお話会なので、
咲月の委員会の仕事が終わるまで待たないと行けない。
い:○○落ち着いて、パンとコーヒー奢ってあげるから!
○:マジ!ありがとうございます!
なんて話していると...
咲:みんなごめーん!お待たせ!
○:早く行くぞ!
少しイライラしていたので、先に教室を出る。
咲:... グスッ
い:さっちゃんどうしたの?
咲:私...聞いちゃった...
茉:さっちゃん気にせんでええよ〜
い:そうだよ!○○はツンデレだからホントかどうかわかんないでしょ!
咲:だといいんだけど...
い:ほらほら!気にしない!
茉:早く行かんと○○の機嫌が余計に悪くなるだけやから行こ〜
咲:うん...
ーー
○:腹減ってるから全部美味そうなんだけど
い:何がいいの?
○:メロンパン!
い:だけでいいの?
○:うん、女の子に何個も買わせる訳にはいかんだろ!
咲:私も買ってあげるよ!
○:別にいらん
咲:え...う、うん
○:なんで隣座るんだよ
咲:いいじゃん!
○:...面倒い ボソッ
咲:...っ!(○○...)
○:いただきます!うん、美味い!
い:○○ってメロンパンホント好きだよね〜
○:メロンパンは最高だよ!
茉:うまいおき?
○:うまいおきやな!笑
咲:○○に聞きたいことがあるんだけどさ
○:どうした?
咲:私たち3人の中で1番話しやすいのって誰?
○:地味に悩むやつや...
○:咲月ー
咲:え...
茉い:(ホント○○は!笑)
○:1番話やすくて接しやすのは咲月だね
咲:ほ、ホント?
○:うん笑 しつこく絡んで来て面倒臭いけどそっちの方がいじりがいがあるからね〜笑
い:明らかにさっきと違うよね ボソッ
茉:相当腹減ってたんやなぁ〜笑 ボソッ
咲:...///
○:顔赤くしてどうしたん?笑 変なこと言った?
咲:べ、別に大丈夫だよ///
○:そう笑 と言うか口の周りにクリーム着いとるぞ〜笑
咲:ど、どっち?///
○:右
咲:取れた?///
○:取れたけど動くなよ
咲:フェッ
○:よーっし取れたー
クリームを拭いてあげた。
咲:あ、ありがとう///
○:どうも!
い:さっちゃんそう言えば見に行きたいって言ってた映画見に行ったの?
咲:まだ行ってないよ〜
茉:○○と2人で行ったらどうなん?
○:え、俺? まぁ咲月がいいならいいけど
咲:いいの?
○:うん
咲:なら、土曜日行こうよ!
○:いいよ
咲:決定!
○:ふぅー美味かった〜
咲月と茉央の後ろをいろはと歩いていた。
い:さっきのイライラはどこに行ったのかな?笑
○:俺そんなイライラしてた?
い:うん!
○:すまんな迷惑かけた
い:仕方ないよ〜お腹空いてるとどうしてもイライラするもんね笑
○:そうやな笑 いろはありがとう!
い:どういたしまして!それとね、私から一つだけ言いたいことがあるからいい?
○:ん?
い:さっちゃんの事をあんまり悩ませないでね!
○:お...おん
い:さっきみたいに接してくれたらさっちゃん喜ぶと思うよ!
○:分かった...笑
い:明日からね!
○:ハイハイ笑
ー
一方その頃...
咲:○○と映画見に行ける!
茉:いろはに感謝せないかんなぁ〜笑
咲:いろはありがとう!
茉:○○も鈍感やからなぁ〜笑
咲:私からするとアピールなのに、○○からすると面倒臭いだからね!どうにかしないと!
茉:折れちゃダメやからなぁ〜
咲:分かってる!これからもグイグイ行ってやる!
茉:その気や!
咲:うん!
ー
い:おーい2人とも待って〜
いろはが前を歩いてる2人の元へ行った。
○:仲良いね〜
咲:○○も早くぅ〜!
○:え...おん笑
咲:ねぇ○○!
○:どうした?
咲:これからも私たちと仲良くしてね!
○:(可愛い...)
○:う...うん...///
い:○○照れてない?笑
○:え...照れてない!///
茉:いや、無理あるで笑
○:う、うるせぇ!///
咲:ちょっと待ってよ〜
○:着いてくるなよ!
咲:無理〜私の家○○と同じ方向〜
○:しつこく絡んで来るなよ!///
咲:どうかな〜?笑
○:もういいや!いろはと茉央また明日!
い:バイバイ!笑
茉:またな〜笑
いろは、茉央と別れた。
い:○○どうしたのかな?笑
茉:また人変わったなぁ〜笑
い:もしかして!さっちゃんの事が可愛いって思ったんじゃない?
茉:それやったらいいな〜
い:明日聞いてみよ!
茉:そうやな〜
ー
○:...///
咲:○○早いよ〜
○:し、知らん!///
咲:お話しながら帰ろうよ〜!
○:わ、分かった...
咲:やったぁ〜!
さっきから咲月が可愛いすぎる。
明らかに俺の様子が変だ。
パン屋まで見れていた目が見れない。
咲:おーい!
○:な、なんだよ
咲:さっきから様子変だよ〜
○:自分でも気付いてる
やっぱそうだったんだな。
俺、気づいたわ。
咲:そうなんだ笑
○:んな、咲月
咲:どうした?
○:好き
咲:ん...なんて?
○:好き
咲:何が?
○:咲月が
咲:え...ホント?
○:うん、ホント
咲:...やった!
○:咲月!いつも俺にしつこく絡んで来てくれてありがとう!
○:それで感じてなかった想いに気づけたよ!
○:俺!咲月の事が好きだ!
咲:嬉しい!
○:だから!...
咲:だから?
○:これからも俺と仲良くしてくれ!
咲:え?
○:え?ってなんだよ!
咲:付き合ってください!じゃないの?
○:え? 俺、咲月とは付き合える気ないけど
咲:じゃなんで好きって言ったの!
○:友達として好きだけど?
咲:も〜なんなの!
○:変に期待した方が悪い
咲:もう!素直になってよ!
○:素直になるってなんだよ!
咲:ホントは私と付き合いたいんじゃないの?
○:ない!
咲:私は○○の彼女になりたいのに!
○:え...? そうなのか?
咲:うん!
咲:いつもしつこく絡んでたのは○○に私の想いを気づいて貰いたかったからなの!
咲:もう!なんなの!グスッ
○:泣くなよ...
咲:知らない!この!クソ鈍感野郎が!
○:咲月...
咲:また明日ね!
○:待てよ!
咲:何!
○:俺、もう1つ気づいた
○:咲月がいないとダメだって事に
○:俺も咲月の彼氏になりたい
○:だから付き合ってください!
咲:...
○:ダメ?
咲:ダメなわけないじゃん!
咲:よろしく!
○:やった...よろしく!
咲:お願いがある!
咲:抱きしめて!
○:いいよ ギュッ
咲:やっと私の想いに気づいてくれた...
○:ごめんな...遅くなった
咲:でも、もう気づいてもらったから大丈夫!
○:そっか!
○:これからは彼氏として咲月の事を沢山いじります!笑
咲:ぜひぜひ!笑
次の日、茉央といろはから怒られました!笑
まぁ咲月の想いを抱きしめれて良かった!
おしまい
読んでいただきありがとうございました!
咲月ちゃんの中編です!
面白かったですかね?笑
正直、ハチャメチャと思います!笑
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