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RISING SUN ROCK FESTIVAL in EZO 2024 (RSR)前編 【60歳のライブ体験記】

これまで使っていたiPhone13の調子が悪くなって、iPhone15に買い替えた。
アプリやデータの移行も無事終わって、新しいスマホにちょっとウキウキしていた。

そんな頃、チケットぴあから「RSRのチケットがダウンロードできるようになりました」とのメール連絡がきた。
さぁ、いよいよだ。
Moalaにチケットが表示される。

あれ、ちょっと待てよ・・・

札幌駅からRSR会場までのシャトルバスのチケットも買ってたよな・・・しかもMoalaで受取済だったはず・・・。

だがスマホのMoalaの画面には、RSRの入場チケットしか表示されていない。

チケットぴあの履歴からもう一回受け取ろうとするが、「このサイトはスマホ専用です」みたいな変なメッセージが出る。
いやいやスマホから入っていますけど。

調べてみると、機種変更した場合、旧機種のMoalaで受け取ったチケットを新しい機種のMoalaで表示させるためには、一度チケットを「ぴあ」に戻さないといけなかったらしい。
そんなの聞いてないよ〜〜

旧機種は下取りに出してしまって既に手元にはないので、チケットをMoalaから「ぴあ」に戻すことはもうできない。
どうやっても新しいiPhone15ではチケットの表示ができないようだ。

やむなく代理店であるJTBトラベルデスク、およびチケットぴあのサポセンに事情を説明してお願いしてみる。

今回は特別、ということで、チケットぴあの購入履歴を見せることでバスへの乗車を認めてもらえることになった。
その節は本当にありがとうございました。

今回はバスチケットだからまだよかったものの、コンサート本体のチケットだったら、と思うとぞっとする。
皆さん、機種変更時にはほんとうに気を付けましょう。

そんなトラブルを乗り越えての、8月16日(金)、3回目のRISING SUN ROCK FESTIVAL in EZO。
いつものようにSUN STAGE正面のスタンディングゾーンの両サイドにある、レジャーシートゾーン、今日はステージに向かって左側に拠点を確保して、さぁ、まずは腹ごしらえ。

こんな位置です

いつもと同じような出店の顔ぶれが並んでいる中、ふと、もぎたての皮付きトウキビ(敢えてトウキビと言う)が積んであるお店が目に入る。
トウキビというと焼くか茹でるか、という頭しかなかったが、生で食べるという。
テレビでは見たことがあったが、実物にお目にかかるのは初めてだ。1本400円ということもあり迷わずいただく。

なんと!

道民は、とうもろこしと言えば、
これがいまやデフォルトらしい

これまでのトウキビの概念が変わる旨さ!
一口かじると白いジュースが溢れ出る。まるで果物だ。すごく甘い。
今回のRSRで一番感動したのは、実はこれかもしれない。
地方発送もしてくれるそうなので、URLを一番下に貼っておく。

さて本題。

還暦もとうに過ぎてもうすぐ61歳、もう無理はしないことに決めて、今年はゆっくり観ようと決めた。

まずはやっぱりSUN STAGEから始めよう。
今年のSUN STAGEはスタンディングゾーンを4つに区切るような仕切りを作っている。
丸太で作られた頑丈な仕切りが、ステージに向かって左右に2つ、センターを前後に仕切るように1つ設置されている。
これはモッシュやダイブ(もともと禁止事項ではあるが)を防ぐための試みだろうか。小さな子供もたくさん来ているので歓迎したい。

最初なので、一応スタンディングゾーンに行くことにした。

SUN STAGE1発目は「RSR2024×怒髪天結成40周年スペシャル〜仲間(ひと)のふんどし祭り〜」。
怒髪天はメンバー全員が北海道出身で、今年結成40周年だそうだ。
バンドの名前は知っていたが、実は初めて観る。

白いふんどしの漢たち(ふんどし隊というらしい)がステージに並ぶ中、ステージが始まった。
曲は全く知らないが、「JAPANESE RHYTHM & 演歌」を標ぼうするだけあって、なんか楽しい。
「ひとのふんどし祭り」と題する通り、ゲストとしてLOUDNESSの二井原実、スターダスト☆レビューの根本要、渡辺美里が登場、豪華なステージとなった。
根本要はスタレビの「夢伝説」を、渡辺美里は「My Revolution」と、いずれも私の青春時代を彩ってくれた名曲を歌ってくれた。
もちろん一緒に歌ったし、周りもそうだった。盛り上がりが半端なかった。
最後の怒髪天の曲も初めて聴く曲だったが、みんなで踊って、なんかすごく楽しかった。やっぱり流石ベテランは違うなと、改めて感心した。

この後、結構遠くのBOHEMIAN GARDENへ移動、お目当ては離婚伝説と森山直太朗。
離婚伝説は、アニメ「ラーメン赤猫」のエンディング曲を聴いて、ちょっと興味を持った。
おしゃれで耳に心地よい音楽だったが、2日目の川谷絵音くらい、ちょっとひっかかるような音楽だともっと良くなると思う。
その後「スパイシーラムまぜそば」の列に並んだのだが、これが長蛇の列で、なかなか自分の番が回ってこない。
そうこうしている内に直太朗のステージが始まってしまった。
まぜそばの列に並びながら聴く「さくら(独唱)」。
昔、FF11(Final Fantasy 11、FFシリーズ最初のネトゲ)で知り合った友達がFF11をやめることになったとき、ちょうど流行っていた曲。そんな思い出。
「夏の終わり」でもまだ自分の番は来ない。
ようやく自分の番が来てまぜそばを食べ終わる頃には、最後の「生きてることが辛いなら」も終わっていた。
うむ、まぁ聴けたことは聴けたし良かったか。

その足でRED STAR FIELDの緑黄色社会のステージへ向かう。
既に日も暮れて、あたりはもう闇に包まれている。
混んでいてなかなか進めず、到着したころには既にステージは始まっていた。

もちろん、「MELA!」とか「花になって」とかとても盛り上がったのだが、それよりもステージ上の虫、虫、虫!
遠目にも照明に群がる小さな虫がはっきりと見えるのだ。
何匹食べたとか、置いてあるタオルの上に一万匹群がっているとか、MCも凄いことになっていた。
途中からは虫よけスプレーを巻きながらのステージとなった。
元道民として本当に申し訳ない。
でもあの虫の中であの演奏、あのパフォーマンスはさすがと言わざるを得ない!

さぁSUN STAGEのレジャーシートゾーンに戻ろう。
Vaundyのステージである。
スタンディングゾーンは既に満員、レジャーシートゾーンの自分の位置からでも十分ステージを拝めるので、ここから参戦しよう。
Vaundy曰く、「大丈夫、俺のステージは見えなくても楽しいからな。」
個人的に今回の白眉は「しわあわせ」。
ライブではあまりやらない印象があるが、Vaundyの歌のうまさがよくわかる曲だ。
モノクロのMusic Videoの映像が頭に浮かぶ。指で印を結ぶあの女優さん、魅力的なんだがあんまり見ないな。
最後は「怪獣の花唄」で会場が一体になる。ライブのために作った曲。サビの一番高い音がどうしても出ない。

Vaundyのステージが終わり、時刻は22時。
RSRはテントサイトが設けられていて、現地にテントを張ってキャンプすることができるのも魅力の一つだ。
だが私はCamperではないので、この後札幌のホテルへ戻らなければならない。
会場から札幌駅に戻るバスは00:40の発だ。
23時発の地下鉄麻生駅行きのシャトルバスもあったのだが、少しゆっくりしたいなんて思ってしまって、遅い時刻のシャトルバスを予約した。
そんな私へのご褒美があった。
23時から、For Camper Onlyと題して、RED STAR FIELDにてフジファブリックのステージが始まったのだ。
フジファブリックと言えば「若者のすべて」だ。
今日の終わりに「若者のすべて」を聴いて、歌ってから、帰ろう。

奥でフジファブリックが演奏しています


札幌駅に着く。地下鉄はすでに終わっているからススキノのホテルまでは歩いて戻る。
疲れた足にこの徒歩は少しきついが、明日も早いので少しでも早く帰って寝なくては。
頑張って歩いた。

後編へ続きます

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