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Waldorf QuantumとIridiumをDX7として使おう
先日、調べ物をしていたら、Waldorf QuantumとIridiumのKernelsという音源方式は、FM音源で、しかも、DX7のSysExをそのまま読み込める(インポート出来る)という記事を見かけました。
どういうことかというと、ヤマハの元祖FMシンセサイザーであるDX7の「ライブラリ」「ROMカートリッジ」のサウンドが、QuantumとIridiumにインポートすることで、実機のDX7や、プラグインであるArturia DX7 V、有名なDexedを使わなくても、FM音源として鳴らせる!ということです。
ただ、SysExをそのまま使えるといっても、いくつか種類があって、個別のプリセットではなく「バンク」全体(拡張子で言うと.syx)にまとまっているものがインポート可能です。
DX7のサウンドを見つけよう
例えば、こういったアーカイブ・サイトの音色のうち、.syxとなっているファイルがWaldorf QuantumやWaldorf Iridiumでインポート出来ます。
サウンドを取り込もう
後日、詳細の手順を追記していきますが、大まかな流れは以下の通りです。
ダウンロードした.syxファイルをUSBメモリ、または、SDカードにコピー
Waldorf QuantumまたはIridiumのメイン画面を表示
右上のメニュー「Actions」を選択(押す)
「Import」を選択(押す)
左上のデバイス選択で、USBまたはSD Cardを選択
左側の画面で、取り込んだあとの「プリセットの開始番号」を数値で指定
※この時に既存のプリセット番号に上書きしたい場合は、Overwriteの□にチェックを付ける取り込みたい音色の.syxファイルを選択
「Import」を選択(押す)
メイン画面に戻るので音色が取り込まれていることを確認
FMサウンドを楽しもう
実機のヤマハDX7には無かった、Quantumのアナログ・フィルターや、Iridiumのデジタル・フィルターを使って音を加工してみましょう。
さらに、複数のエフェクト(FX)を使って、コーラスやコンプ、リバーブで味付けを加えましょう。
(つづく)