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コンクリートブロックの目地有り・無しの落とし穴

造園会社、外構会社が手がける工事には必ずと言っていいほど使用される資材が「コンクリートブロック」

隣地との境界、門柱、門袖、フェンスを立てるためのブロック塀など、コンクリートブロックは様々な用途で使用されています。

そんなコンクリートブロックですが、その種類も様々です。

まず大きさにも種類があり、もっとも標準的はコンクリートブロックの寸法は「390×190×t」(t=厚み)となっています。厚みは主に、100mm/120mm/150mmの3種類が多く使われています。

また、形状にも種類があり「基本」「横」「コーナー」の3種類があります。これはブロックの強度を高めるための縦筋、横筋を通すために形状が分かれています。

そして今回のタイトルにもあった「目地なし」「目地あり」といった、目地の有る無しによっても分別されます。

「目地あり」とは従来の標準的なコンクリートブロックの形状で、ブロックを積む作業で、ブロックとブロックの間に縦目地を入れる必要のあるコンクリートブロックです。

一方「目地なし」とは、縦目地を施工しなくてもよいブロックのことで、縦目地を入れない分、施工時間の短縮を目的として作られた比較的新しいコンクリートブロックです。

ただ、この「目地ありブロック」「目地なしブロック」を仕入れる際に注意しなくてはいけないポイントがあります。

それは、業界的にまだこのブロックの呼び方が統一されていない点です。

人によっては「目地を施工する必要がある=目地あり」と呼ぶ方もいれば、「目地があらかじめ付いているから施工する必要がない=目地あり」と呼ぶ方もいます。

上の例ではどちらも「目地あり」と呼んでいますが、それぞれ示しているブロックは異なります。

そのため、僕が普段工務店やメーカーなどに発注する際、認識の齟齬が発生しないための伝え方として「現場で目地を入れるタイプのブロックですか?(=目地あり)」「現場で目地を施工しなくてもいいタイプのブロックですか?(=目地なし)」と聞いています。笑


今回はコンクリートブロックの種類のなかでも「目地あり」「目地なし」の違いについて書いてみました。

次回は、引き続きコンクリートブロックの話題で、「基本・横共通ブロック」について書いていきたいと思います。

ではでは。

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