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地域おこし協力隊とは、江戸崎かぼちゃとは、

地域おこし協力隊として江戸崎かぼちゃの研修をやっていくということで、私を最も端的に表すこの2つのキーワードについて紹介していきます。

地域おこし協力隊とは

総務省によると、

地域おこし協力隊は、都市地域から過疎地域等の条件不利地域に住民票を異動し、地域ブランドや地場産品の開発・販売・PR等の地域おこし支援や、農林水産業への従事、住民支援などの「地域協力活動」を行いながら、その地域への定住・定着を図る取組です。隊員は各自治体の委嘱を受け、任期は概ね1年以上、3年未満です。

令和3年度で約6,000名の隊員が全国で活動していますが、この隊員数を令和8年度までに10,000人に増やすという目標を掲げており、この目標に向け、地域おこし協力隊等の強化を行うこととしています。

具体的な活動内容や条件、待遇は、募集自治体により様々ですが、総務省では、地域おこし協力隊員の活動に要する経費として、隊員1人あたり480万円を上限として、財政措置を行っています。任期中は、自治体・サポートデスク等による日々の相談、隊員向けの各種研修等様々なサポートを受けることができます。任期後は、起業希望者向けの補助制度もあります。

総務省HPより

要するに、総務省からの予算を得て募集地域での産業に従事するか起業するかして地方に移住する人を増やして地方創生を目指す制度といったところでしょうか。
地域おこし協力隊は条件不利地域への移住を促進するための制度のため、首都圏、特に南関東では比較的募集が少ない制度です。稲敷市は最も東京に近い過疎地域の一つと言えるでしょう。協力隊の制度を活用してのビジネスチャンスはあるような気がしています。地方経済の目指す基本的な事項として、「都市のお金を地方に流入させつつ地方のお金を都市に流出させないこと」が挙げられます。観光事業や地域産品の販促によって都市のお金を流入させたり、地産地消や市民活動の支援といった事業によって地域内でのお金の循環を生むことが重要だということです。東京からのアクセスが比較的良好な稲敷市では都市圏とうまく結びつきを作って都市からの人やお金の流入量を増加させていくことが基本的な戦略になると思います。ということで、稲敷市では東京からの人の流れを見込んだスポーツ振興や宿泊事業などを計画、実行している協力隊員、OBがいます。
地域おこし協力隊として農業をやるという募集は定番な気がしています。地域おこしを目指す材料として地場産業の中心が第一次産業だという条件不利地域は多いはずです。移住を目的とした募集なので、自立を目指して、と銘打っている自治体がほとんどだと思います。ただ、協力隊としての補助を受けている間は良くても、その後は農業の厳しさがそのまま襲い掛かってきます。私個人としても、自立する難しさは感じつつ、江戸崎かぼちゃという魅力的な産品があるのでありがたく感じるとともにやりがいはとても感じています。

そんな江戸崎かぼちゃとは、次項で説明していきます。

江戸崎かぼちゃとは

稲敷市の江戸崎地区で栽培される、完熟ホクホクのかぼちゃです。昭和45年の江戸崎南瓜部会結成以来、畑で完熟するのを待って収穫する栽培方法を確立し、その伝統を今に受け継ぐ素晴らしいブランドです。その評価は農林水産省の地理的表示保護制度(GI)にも登録を受けるほどです。

JA稲敷HPに詳しいので興味を持っていただけた方はこちらへ。

一般的にカボチャは、サツマイモなどと同様に冷暗所で保管して追熟してから出荷するといった方法をとります。その方が日持ちするので流通には良いのです。市場でよく見かける北海道やニュージーランド、メキシコのカボチャが順番に一年中食べられるのは追熟を前提とした栽培方法をとっているからなのです。しかし、江戸崎かぼちゃはフルーツやトマトのように畑で完熟したものを収穫して新鮮なまま出荷します。カボチャだってウリ科の果菜なので、食べておいしいのはやはり、畑で完熟まで育てた新鮮なものだと思います。ホクホクとした食感が魅力です。
江戸崎かぼちゃ部会では春と秋の2回、かぼちゃを収穫する作型に取り組んでいます。
春はハウス栽培やトンネル栽培を活用して定植時期を早めることで5月下旬から7月末までの長い期間収穫し続けることが可能となっています。
秋は資材を用いない露地抑制栽培と呼ばれる作型に取り組み、11月から12月ごろ出荷をしています。カボチャは夏野菜なのですが、ハロウィンや冬至などにも需要が高まるので、そうしたニーズにも応えています。
江戸崎かぼちゃは年2回、取れたてを逃さずお召し上がりください!

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