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チカゴォロ、なんかァへんダァ

クレヨンしんちゃんの映画『ヘンダーランドの大冒険』を見直した。
そのせいか、劇中でたびたび流れる「チカゴォロ、なんかァへんダァ」というセリフがちょいちょい頭の中でリピートされるようになっている。
(当然「ヘンだ、ヘンだよ、ヘンダーランド~♪」というメロディーも一緒に再生される)


起こったことや、既に存在するものは無くならないし、
無いことやものは無いっていうのは当然で、
そんなことは変えようもないとおもっていたのに
このところはどうもそうでもないらしい。

地球温暖化も異常気象もパワハラも議会の襲撃もなくて、
ネオナチによる虐殺やペットを食べる移民がいることになりかねないのだという。

最初は、そんなん言ってても「実際に起こったこと」は変わらないでしょ?などと静観していたわけだが、
とんでもない数の屁理屈と、物理的なアクションで黙らせて、無理を通して道理をひっこましていくスタイルが世界中のあちこちでまかり通っているようだ。


「見えているものが違う」といえば、それまでなのかもしれないけれど、
その事実が在るとか無いとか、在ったとしても意味がないとか、
そんな信じるとか信じないとか以前の部分が疑わしくなってしまって、
いったいどうやって生きていけるというのだろう。
(起こった事実以上に重要な真実があるとでもいうのかしらん)
わたしにはとんだディストピアに見えるけども。


ほら、「チカゴォロ、なんかァへんダァ」って頭をよぎるでしょ。

ヘンダーランドなら騙されても笑って済ませられそうだけど、
リアルじゃどうにも笑えないことばかりに見えるから、
せめて「チカゴォロ、なんかァへんダァ」と違和感を働かせて
「みんながいってる」に抵抗していきたいものだわ。


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