火をおこす生活について
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ここ1年くらいで、いろんな人と出会いつながるようになって、いろんなところに行く機会が増えたのだけれど、なかでも古民家に住んでいる、あるいはこれから改装していこうという友だちに出会えたことで、また自分の世界が広がったと感じている。
僕は田舎生まれの田舎育ちだけれど、古民家に住んでいるわけではないし、古民家に行くという機会もほぼなかったように思う。
そして、そもそも古民家にはこれまで興味がなかった。
けれどもこの年になったからなのか、はたまた自分なりのシンプルライフを求めて暮らし方を変えてきたのもあってか、今は古民家での暮らしとか、里山での暮らしにとてもとても興味がある。
それこそ、茅葺き屋根の古民家に住んでいる友だちの家に泊まらせていただいた時は、何もかもが新鮮で子供のようにワクワクした。
家には囲炉裏があって、囲炉裏も初体験で、そこで火をおこしてご飯をつくったり、お湯を沸かしてコーヒーをつくっていた。
その様子を見ていて「自分もこういう生活をしてみたいなあ」という、あこがれの気持ちが強くなったし、「あ、自分ってこういう生活が好きなんだなあ」ということにも気がついた。
特にと言えばいいのか、生活に「火をおこす」というのがあるのがなんとも魅力的というのか、なんでもたいていスイッチひとつでできちゃう現代ではあるけれど、あえて自分で火をおこして暖まったり、お湯を沸かしたり、ご飯をつくったりするというのは「暮らしをつくることそのもの」じゃないかと思うし、「生きる力そのもの」のようにも感じる。
なので僕の勝手な理想の生活でいうと、家に囲炉裏、薪ストーブがあって、朝起きたら、火をおこすところからスタートみたいな、そんな生活を経験してみたい。
天気が良い日なんかは、家の周りで小枝や枯れ葉なんかを拾い集めて、外でちょっと焚き火してお湯を沸かしてコーヒーをのんびり飲むなんてできたら最高だと思うし、とても贅沢なことにも感じる。
もちろん、そういう生活をするためにはまずは環境ありきというのか、住宅密集地ではなくて、広めの土地があって、近くに森や山があって囲炉裏や薪ストーブを設置できるような建物がある場所、みたいな条件が必要になってくると思う。
今の僕が住んでいる環境はというと、田舎だけれど住宅密集地というのか、家や建物が両隣にあるし、土地も家と小屋でいっぱいいっぱいだし、森や山はちょっと遠いし、囲炉裏や薪ストーブを設置できそうな家ではない。
なので、そういう朝起きたらまず火をおこすことから始めるような、理想の生活からはほど遠い環境ではある。
けれど、今のところは友だちの家に行かせてもらって、そういう生活を見せてもらえるだけでもとても楽しいし、ほぼ使っていない小屋を改装して薪ストーブを設置したり、もしかしたら囲炉裏とかも設置できないものかと妄想しながら、ひとりワクワクしている。
もちろん理想的な土地があって、そこに住むことができたら最高ではあるけれど、僕ひとりだけのことでもないし、今すぐというのは現実的ではない。
けれど、きっとそういう自分の理想に向かって、ちょっとずつでも進んでいけばいつか現実化できると思っているから、「朝起きたらまず火をおこすことから始める」ような生活を、今からちょっとずつ目指して、あれこれやっていきたい。
ありがとうございます
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