情報からちょっと離れる時間をつくることについて
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僕が普段やっていること、例えばこのエッセイを書いたり、イラストを描いたものに色をつけたり、ラジオをやったりとまあいろいろあるけれど、作業のほとんどにパソコン、あるいはスマホを使う。
今はとても便利な時代で、パソコン、もしくはスマホだけでもいろんなことができてしまうし、何かしらつくったものをこうして発信することも簡単にできるようになった。
なので、ほぼというか毎日、必ずパソコンとスマホには触ることになるわけだけれど、基本的には作業している間だけ触るようにして、1日ずっとパソコンとかスマホを触るということは、しないように意識している。
もちろん、作業の他にも調べ物とか、音楽を聴いたり、電子書籍を読んだり、映画を観たり、最近だと英語学習とかオーディオブックとか、イラスト集の作成などなど、僕の場合はスマホよりもパソコンをたくさん使う場面は出てくる。
それでも、パソコンもいつもの作業をして、その後のどちらかというと、作業というより趣味的なことにパソコンを使うのも夕方くらいまで、だいたい猫を遊ばせてご飯をあげる前には、パソコンもとじるようにしている。
スマホはパソコンよりも触っていなくて、スマホでいつもやっている作業ができたら、基本的にはあと触らないようにしている。
やっぱりなんとなくでも触ってしまうと、なんやかんやとスマホを手に取る時間が長くなってしまうのはこれまでたくさん経験してきたし、SNSも使ってはいるけれど、前に比べたらだいぶ使う時間は少なくなった。
SNSもいったん開くとついつい見てしまうものなので、自分の投稿をして、フォローしている人の活動をひと通り確認したら、あとは開かないようにしている。
そうやって、なんというのか「情報から離れる時間」みたいなものをつくるようになったし、そういう時間が、より大事だなと感じるようになってきた。
パソコン、スマホがあれば今すぐにでも大量の情報に簡単にアクセスできるわけで、それはとても便利だしありがたいことではあるけれど、どこかで線引きが必要というのか、情報に飲み込まれて自分を見失わないためにも、情報との距離感みたいなものは日頃から意識するようにしている。
情報から離れる時間は何をするかというと、文字通り特に何もしなかったり、外の景色をぼんやりながめたり、コーヒーを飲んだり、今は冬だからパソコンやスマホを近くに置かないで、ストーブの前でのんびりと過ごす時もある。
天気が良ければ外に出る。
日光浴をして、外の空気を吸いながら景色を眺めると心も落ち着くし、シンプルにそうやって過ごす時間そのものを楽しめるようになった。
パソコン、スマホを手放して、完全にそういう情報から離れるというのは、まあ不可能ではないのだろうけれど、今の自分にはやりたいことがあるので、それは難しい。
完全にパソコンやスマホ、あるいは情報とかインターネットとかSNSから離れることはできないにしても、それらとどう付き合うのかは自分で決めることができるし、試行錯誤することもできる。
そして今も試行錯誤しているところであるし、ついつい長い時間パソコンの画面とにらめっこしている時もある。
便利であることもそうだけれど、今の時代のように簡単にたくさんの情報に触れることができることは、時に別の問題が出てくることもある。
とはいえ、それを完全に否定するのではなくて、「それと自分がどう付き合うか」ということをいつも意識して、行動に移していくことが大事なことかなと思うし、情報から離れる時間というのも、僕にとってはやっぱり大事な時間になっているわけである。