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リユースという楽しみについて

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僕は趣味らしい趣味がないというのか、まあ生活そのものが今は趣味とも言えるのかもしれないけれど、もし何か趣味らしいこととして言えるものがあるとすれば「読書」になる。

本を読むことは昔から好きで、小さい頃はそれこそマンガばっかり読んでいた気もするけれど、そのうち小説を読むようになり、大人になってからはあまりジャンル問わず、気になる本があればいろいろと読むようになって、それは今も続いている感じである。

なので、自分のためにお金を使うとなると、今はただ欲しいというものはこれといって特にないから、基本的に新しい知識や経験やスキルのために使うという感じで、本も楽しみもあるけれど、新しい知識とか物の見方を知りたいという気持ちでちょこちょこと買っては読んでいる。

なので、何か趣味らしいことにお金を使うというと僕の場合は本を買うになるわけだけれど、僕は飽きっぽくていろんなことに興味が向くし、いったん何かにハマると、ひたすらそのことに関することばかり気になるものだから、本にしてもあれも読みたい、これも読みたいとなる。

本はまあ、そんなに高いものではないというか、1冊1,000円から2,000円くらいだけれど、とはいえ、それが何冊もとなると、やっぱり金額も大きくなってくる。

まあ趣味に使うというと、本に使う以外に特にないのだけれど、それでもあれも読みたい、これも読みたいと何冊も買おうとするとなかなかの金額になっていてびっくりする時がある。

「読みたい本はたくさんあるけれど、なかなかのお金がかかるなあ、うーん」と思っていた時に、ふと「あ、中古で買えば安いのかな?」ということに、今更ながら気がついた。

実を言うと、僕はこれまで「中古で何かを買う」ということを、ほとんどといっていいほどしたことがない。

人によってはごくごく普通のことかもしれないし、何を今更?と思われるかもしれないけれど、僕はこれまで「何かを買う=新品で買う」というのが普通というのか、そういうもんだと思ってきた。

だから中古で何かを買うという経験は、大人になって「車を買う時に新車だと高いから、中古の車を買う」というのが初めての中古で何か買うという経験だったと思う。

とはいえ、それからも基本的には「何か買う=新品で買う」という考えは変わらず、お店で買うにしてもインターネットで買うにしても、何かを買うなら新品で買うようにしていた。

「なんで中古で買うということをしてこなかったのか?」は、正直よくわからない。

思い込みでもないけれど、「何かを買う=新品で買う」という考えはずっとあったし、もちろん中古で販売されているモノやお店があることも知っていたし、行ったこともあるけれど、そこで買おう、中古でモノを買おうという行動にはならなかった。

もしかしたら、誰かが使ったものを使うことに抵抗があったのかもしれないけれど、今となってはそういう抵抗感も特になく、さらにエコとかサステイナブルに興味が出てきて「リユース」みたいなこともやってみたいと思うようになっていたから、「今がそういうタイミングなのかも」と直感的に感じて、読んでみたい本をインターネットで中古で探してみるようになった。

正直、もっと早くやっておけばよかったと思うくらい、中古だと3冊で1冊分になるかならないかくらいの値段で買えるし、届いた本もきれいだし、実際に本を読んでいても、新品の本を買って読んでいる時と特に変わらない。

なんというか、今更ではあるかもしれないけれど「リユースの楽しさ」に目覚めたというのか、新しい世界に来たような、そんなワクワクを感じているのが今である。

今はとりあえず、本を中古で買うという感じで読書ライフを楽しみつつ、ちょっとずつリユースの世界を広げていきたい。


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