ゆずる、もらうという循環について
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昨日、友だちに声をかけていただいて、「お家のいらないモノを、欲しい人がいればゆずりうける」という集まりに参加させていただいた。
これまでにも何回かそういう集まりに参加させていただいていて、お家にあるいらないモノを、欲しい人がいればゆずりうけるわけだから、お家を片付けたい人も嬉しいし、参加した人も欲しいモノが見つかって買わなくて済むから嬉しいという、なんともすてきなイベントである。
これまでに参加させていただいた集まりでは、今は空き家になっているお家を新しい形で生かしていきたい友だちや、古民家をリノベーションして活用していきたい友だちなど、それぞれにすてきな活動をされている人たちがいる。
そうやって活動を進めていく上で、まずは現状の家にあるモノたちを片付けるところから始まるわけだけれど、ゴミとして捨てる前に、使えるモノだったり、そのモノを必要としている人、欲しい人にもらってもらうことで、家の片付けにもなるし、出すゴミも少なくなるし、みんなで片付けもお手伝いするから(集まりに来る人たちも、みんなすてきな人ばかり)ひとりで作業するよりも進むし、なんというかよい循環というのか流れができているなあといつも参加していて感じる。
僕も家の片付けや、小屋の片付けをする時に、これまで軽トラック何台分になるのかわからないくらいに、たくさんのモノを捨ててきた。
それこそゴミ袋に入らない、大きなモノたちはクリーンセンターとか最終処分場みたいなところに持っていくわけだけれど、そういうところには僕を含め平日でもたくさんの車が来ていて、ゴミになってしまったモノたちが捨てられていたし、最終処分場にあるたくさんの、かつてはモノとして使われていたゴミの山を見るとなんともいえない気持ちになった。
そうやって、たくさんのかつては使っていたモノをゴミとして捨ててきて、そのゴミも捨てれば僕の目の前からは消えるけれど、この世界から消えるわけではなくて、クリーンセンターで燃やされるか、最終処分場に埋められるわけで、そうなるとやっぱりできるだけゴミを出したくないし、できるだけモノを増やしたくないなと感じるようになった。
だから、ゴミになってしまう手前でというのか、誰かにとってはもうゴミになるしかないモノが、誰かにとっては探し求めていたモノだったり使えるモノだったりすることは、これまで集まりに参加してきてたくさん目にしてきたし、こういう「ゆずる、もらう」という循環があることでゴミになるモノをちょっとでも少なくできるのだなあということにも気づいた。
僕も今回の集まりで、いくつか道具とか何かに使えそうな材料をゆずりうけてきた。
今は何かを手に入れるというと「お金を出して新しいモノを買う」というのが基本なのだろうけれど、実はモノはもうすでにたくさんあるし、新品で買わなくても、こうして使わなくなったモノをゆずりうけたり、リサイクルショップで探してみることで、けっこう自分が探しているモノは手に入るんじゃないかと思った。
僕も今になってようやくリユースとか、使わなくなったモノをゆずりうけて使うということを意識し始めて、しかも新品で何か買うよりもそっちの方がお金もかからないし、実は楽しいということもわかってきた。
もしかしたら僕がもうゴミにするしかないと思っているモノだって、誰かが欲しいと思うかもしれないから、今あるいらないモノも機会があれば集まりに持っていくとか、0円マーケットみたいなことに参加するとかやってみても楽しいかもしれない。
これからは、ただただ消費する生活ではなくて、ゆずる、もらうという循環も意識しながら、楽しく、ゴミもできるだけ少ない生活をちょっとでもつくっていきたい。
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