「できたてのパンをおうちで食べる」という小さな幸せについて
(※今日の内容を音声で楽しみたい方はコチラからどうぞ(^^)↓)
前に「ホームベーカリーに興味があるからいつか使ってみたい」と書いたら、それを見た友だちから使わなくなったホームベーカリーをとてもありがたいことに譲っていただいたということを書いた。
なんというか、あまりの展開にびっくりしたし、夢や願いは言葉にして外に出してみるということは、大事なんだなあと改めて感じた。
そして我が家にホームベーカリーがやってきてくれたわけなのだけれど、早速ひとつパンをつくってみるというのか、ホームベーカリーを使ってみることにした。
説明書を読みながらわかったことなのだけれど、僕がやることは「ホームベーカリーにパンをつくるのに必要な材料や水を入れてスイッチを押すだけ」である。
「え!これだけでもうパンができちゃうの?」とホームベーカリーのあまりの文明の利器っぷりにひとり静かに驚いたわけだけれど、スイッチひとつでパンができちゃうなんて、すごい時代だなあと思う(まあ僕が知らないだけで、だいぶ前からそうなっていたのだろうけれど)。
パンが焼きあがるには5時間くらいはかかるみたいだったけれど、そんなことは全く気にならないというのか、材料を投入してスイッチを押してのほほんと5時間ほど好きなように過ごしているだけでパンができちゃうのだから、その待っている時間だって楽しみのひとつになる。
焼き上がりの時間になって「ぴっぴー」だか音がしたのでホームベーカリーの蓋を開けてみると、そこにはよくホームベーカリーの紹介で出てくるようなおいしそうなパンが焼きあがっていた。
できたて熱々のパンをホームベーカリーから出して、冷ますのを待つ間、ホームベーカリーが初めての我が家では「すごーい」「おいしそう」という声が聞こえてきた。
1番にホームベーカリーを楽しみにしていた子どもが、できたて熱々のパンをちょこちょことつまみながら「おいしいー」と食べているのを見たら、ホームベーカリーにも、ホームベーカリーを快く譲ってくれた友だちにも感謝と幸せの気持ちでいっぱいになった。
今だとお店に行けばいろんな種類のパンがたくさん売っているし、僕もパンはそんなに食べないのだけれど、お気に入りのパン屋さんに行くのはいつも楽しみにしている。
そうやっておいしいパンを買って食べるのももちろん幸せなことだけれど、今回初めてできたての熱々のパンを家で食べてみたら、なんというかとても感動したし、ああこういう幸せもあるんだなあということに気づいた。
幸せというのは自分で感じるものというのか、それは受身なものでなくてもっと能動的なものと言えばいいのか、自分で心から「ああ、幸せだなあ」と感じることが大事じゃないかと思う。
そしてそれは、みんながそうだからとか「他人軸」で決めることでもなくて、周りのみんなが大したことじゃない小さなことだとスルーしていることにも自分が幸せを感じるなら、それは自分にとっては宝物になるわけである。
そういう「大きな世間一般的な幸せの形」からすればついつい見過ごされがちな「日々の生活の小さな幸せ」が僕は大好きだし、大事にしていきたいことだとも思っている。
何はともあれ、「できたてのパンをお家で食べる」という小さな幸せに感謝しながらいろんなパンを、そしておもちを楽しみながらつくっていきたいし、そういう日々の生活そのものを楽しく過ごしていきたい。
ありがとうございます
イラスト集やイラストカード販売してます(^^)
↓コチラから
ありがとうございます! いただいたサポートは、イラスト集やエッセイ集づくりなどの活動に使わせていただきます😊。