「浅煎りコーヒー」という日々のちょっとした幸せについて
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最近、浅煎りのコーヒーにハマっている。
そもそもコーヒーは好きなので毎日のように飲んでいるし、僕は普段から飲む物はたいてい水かコーヒーという、健康にいいんだかよくないんだかわからない生活ではあるけれど、やっぱりコーヒーのある生活はいいなあと感じている。
毎日のようにコーヒーを好んで飲んではいるけれど、僕はいわゆる「違いのわかる男」では全くないから、こだわりも特にこれといってないし、どこのコーヒー豆がおいしいとか、どういういれ方がいいのか、ということはよくわからない。
なので、飲むコーヒーも様々で、奥さんが買ってきてくれたインスタントコーヒーも飲むし、ごくたまに缶コーヒーが飲みたくなった時には飲むし、あるいは、知っている人のコーヒーを買わせていただいて飲むこともある。
まあ、いろいろとこだわってみたらコーヒーの世界も奥が深いのだろうし、いろいろとおいしいコーヒー豆とか飲み方もあるのだろうけれど、僕はそもそもめんどくさがりなので、自分でいれるならできるだけサクッと気軽に飲めればいいやくらいのスタンスでコーヒーを飲んでいる。
そんないい加減な感じでコーヒーを飲んできているので、コーヒーにも浅煎りとか深煎りみたいなのがあるということを知ったのは、割と最近のことである。
多分、これまで僕が飲んできたコーヒーというのは深煎りというのか、濃くて苦めと言えばいいのか、それがコーヒーだと思って飲んできたし、そういう、コーヒー独特の香りと苦味を好んで飲んでいた。
そんな僕が、浅煎りのコーヒーを知ったのは、確かアウトドアについて調べていたことがきっかけだったように思う。
バリバリのインドア派の僕が、キャンプなどのアウトドアに興味を持って、いろんなアウトドアのスタイルを調べていくうちに、北欧のシンプルなアウトドアスタイルにたどり着いた。
いわゆる日本のレジャー的なアウトドアな過ごし方とは違って、北欧の人たちのアウトドアの過ごし方は、とてもシンプルでとても日常的で道具もたくさん必要なわけではないし、僕の理想とするようなアウトドアスタイルに感じた。
それこそ水筒にコーヒーを入れて、あとはちょっとしたおやつを持って、近くの公園とか森とか自然のあるところに行って、ただのんびりと過ごすみたいな感じが、それまでアウトドアで過ごすなら、何かアクティビティ的なことをあれもこれもやらないといけないみたいに思い込んでいた僕の固定観念を変えてくれた。
そういう流れで北欧の人がよくコーヒーを飲むというのを知って、ノルウェーでは浅煎りのコーヒーが飲まれるということをたまたま知った。
コーヒーに浅煎りとか深煎りとかがあるということもよくわかっていなかったのだけれど、浅煎りのコーヒーになんとなく興味を持って、購入して飲んでみることにした。
浅煎りコーヒーのドリップバッグを購入して、お湯を沸かして、いつものようにマグカップにドリップバッグをセットして、お湯をそそいだ。
いつも飲んでいるコーヒーと色がまた違って、なんというか、紅茶のような色をしていた。
香りもこれまでに飲んでいたコーヒーと違って、濃くて強いわけではなくて、フルーティーと言えばいいのかなんとも言えない、いい香りがした。
そして実際に飲んでみると「え、これがコーヒーなの?」とびっくりするくらいこれまでに飲んだことのない香り、味わいそしておいしさを感じたし、たちまち浅煎りのコーヒーが好きになってしまった。
人によっては、コーヒーは濃くて苦めであまり飲めないかもと感じて普段からコーヒーを飲まないという人(僕の奥さんもそう)もいるかもしれないけれど、浅煎りコーヒーはフルーティーな香りでちょっと酸味があって、あっさりとして飲みやすく、コーヒーというよりは、紅茶に近いのかもしれない。
もちろん深煎りの濃くてビターな「ザ・コーヒー」という感じも好きだけれど、時折、思い出したかのように浅煎りコーヒーが飲みたくなる時がある。
浅煎りコーヒーは、近くではまず売っていないし、値段もちょっと高いので毎日のようにガブガブと飲むわけにはいかないけれど、ちょっとした朝の時間の楽しみに浅煎りコーヒーを飲むのもまたいいものであるし、日々のちょっとした幸せが増えるのも、またいいものである。
もしご興味があれば浅煎りコーヒー、ぜひ飲んでみてください、びっくりするから。
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