「アナログな時間」をもうちょっと増やすことについて
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前に書いた「何気ない日々を丁寧に生きる」ということにも関係しているかもしれないけれど、日々の生活にもうちょっと「アナログな時間」を増やしていきたいと考えている。
アナログな時間というのはつまりデジタルなもの、スマホ、パソコン、テレビみたいなところからちょっと離れた時間であり、そういう時間を意識的につくることも、日々の生活をよりよく楽しくしていく上では大事なことなんじゃないかと思うようになった。
もちろん、このエッセイを書く時もパソコンを使うように、今の生活にはデジタルなものは必要なものであり、スマホやパソコンがあるからこそできることもたくさんある。
とはいえ、前にも書いたような気がするけれど、ずっとデジタルなものに向き合っている時間が多くなってくると、なんというか、心と体の調子、バランスが崩れてくるように感じる時がある。
なので、いつものルーティンができたら、できるだけスマホとかパソコンにはさわらないようにしているのだけれど、それでもやっぱりついつい手に取ってしまうこともある。
そしてたいてい、「なんとなく」スマホやパソコンをさわってしまう時間が増えてきたら、僕の場合、どこかバランスが崩れてきているというサインになる。
なんだろうそれは波があるというのか、全くスマホやパソコンに触らなくてもなんともない時もあれば、なんでかわからないけれど、無性にわけもなくスマホやパソコンをさわってしまうという時がある。
まあ心と体の状態はいつだって全く同じということはないのだから、そういうことがあっても不思議ではないけれど、それでも普段からスマホやパソコンになんとなく触っている時間というのは、知らぬ間にちょっとずつ増えてくる。
そうすると、なんだか気持ちがごちゃごちゃとしてくるというのか、頭や心が散らかっている部屋みたいになってなんとも落ち着かなくなるし、そうすると、さらになんとなく、スマホやパソコンをさわって気持ちを紛らわせている自分がいることにも気づいた。
なんというか、変なループにはまり込んでしまったというのか、スマホやパソコンをさわる時間が必要以上に多くなる→なんとなく気持ちが落ち着かなくなる→気持ちが落ち着かないので、さらにスマホやパソコンをさわるみたいな感じでどんどん気持ちが不安定になっていく。
そうやって気持ちが不安定になると、やっぱり何をやっても楽しくないわけで、「うーむ、これはなんとかしたほうがいいかなあ」と感じるようになった。
そんな時に、ヨガのイベントに行って初めてヨガをやったわけだけれど、体を動かすからいつもポケットに入れているスマホもバッグに入れて1時間半ほどスマホのことも忘れて、ただひたすら「ヨガをする時間」そして「自分と向き合う時間」を過ごした。
その時は、気持ちがあちこちに行っていなくて、「今ここ」に気持ちが向いている時間というのか、自分の体の動きとか、呼吸に意識を向けていたわけだけれど、その時間がなんとも心地よくて心や体がすっきりとしていく感じがした。
今の生活というのは、いつも気持ちがあちこちに飛んでいってしまって意識が「今ここ」から離れてしまいがちだし、特にスマホやパソコンだとたくさんのことができちゃうから、あれもこれもと意識がひとつのことに向かうということもあまりない。
やっぱりそうなると、なんか調子が狂うというのかバランスが崩れている感じがするわけで、自分の調子をととのえるにも、今ここの自分と向き合う時間というのも意識的につくっていきたい。
なので、もちろんスマホやパソコンは今の活動には必要なわけだけれど、そこからちょっと離れたアナログな時間もつくって、自分のバランスをととのえながら日々を心穏やかに楽しく過ごしていきたい。
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