一級建築士を1発合格できたスケジュール(学科編)

こんばんは。「一級建築士試験(令和元年)」を最短25歳で合格したMr.placeboです。前回は自己紹介がてらに僕の経緯を書きました。今回はスケジュールとそれを実現するスケジュール術(管理能力)について共有しようと思います。

学科試験を乗り越えるのに必要なこと


は、試験当日に如何に最高の状態で挑めるかです。どれだけ覚えても、この試験の特性上(科目も量も多すぎて)忘れてしまいます。このことを知って試験に挑むのは大切です。

おそらく、模試を繰り返しているうちに皆さんも気づいてくるでしょう。「完璧に覚えて、この問題が出たら点は取れる」と思っていた問題も、時を重ねほかのことを覚えていく中で忘れてしまってます。「あー!そうだ、これこれ」といった ど忘れ も試験当日はこの1点で泣くなんて事もあります。
です。これを利用してスケジュールを組みます。

スケジュールを実行する工夫


最終的にどんな素晴らしいスケジュールでも実現できなければ効果は半減します。まずは僕が当時どんな工夫をしていたのかを共有していきます。僕が実践した工夫は大きく下記の3つです。


・「スケジュールの立て方」

・毎日の積み重ね「朝活」+メンタル維持「できない日もある」

“テキスト活用法” や “見返すノート” など具体的な勉強方法についてはまたの機会に共有したいと思います。

スケジュールの立て方

スケジュールには余裕を持たせることが大事です。仕事・急用・疲労など思い通りに進まないことが多いです。無理に頑張ると体調を崩します。体調を崩して勉強をする方が効率が悪いので、疲れてる時は休んで体調を崩さないようにしましょう。僕はスケジュール帳で勉強の管理をしていました。自分が管理しやすいもの(アプリ等)で管理して下さい。

自習が身に着き自然と予定が立てれるまではとりあえず宿題を書いていきます。(資格学校によってはこれだけで埋まることも)僕も試行錯誤しながら、スケジュール帳の予定がみっちり埋まってきたのは年末年始とGW前に計画を立てた時くらいです。

手順としては下記の通りです。

1. 模試や授業の日などを記していきましょう。(自習がほぼ出来ない日)

2. それ以外の日は午前・午後の2マスをやることを書きます。休日は朝・昼・夜 は3マス(直前は朝・昼・夕・夜の4マスで書いてました。)

3. 平日の補講の予定や宿題を書いていきます。

4. 予定通りいかなかったものを余ってるところで回収します。

※余裕を回収するため前半に出来るだけ詰めましょう。

平日5日×2マス + 休日1日×3マス = 13マス

このうち3マスは余裕として置いておきましょう。


正直、授業が一周するまでは宿題で手一杯でした。模試前や年末年始、GWなどにまとめてやっておきたい事を消費していきます。授業で一通り習い終わる頃には自分の課題ややりたい勉強が見つかってきます。

毎日の積み重ね「朝活」+メンタル維持「できない日もある」

安定的した勉強時間は朝に確保します。夜はその日の仕事の調子や急用等帰りの時間が読みにくいです。僕は朝2時間早く起きてました。夜は2時間にして12時には寝るようにしていました。

しかし、繁忙期や季節の変わり目等、しんどい時これ以上頑張ったら体を壊しそうな時は朝は寝て夜にやるor余白の時間にやることにしていました。余白があれば「できない日もある」と余裕を持って長期戦を戦い切ることができます。冒頭にも言いましたが、試験当日に如何に最高の状態で挑めるかが勝負です。


スケジュール

次は全体のスケジュールと特に大切な時期3つを取り上げて書いていきます。
まずS資格学校に通っている方は長期休み以外は宿題で手一杯だと思います。授業が一周する試験2ヶ月半前までは宿題で手一杯ですので一生懸命宿題をやり切りましょう。唯一取れる長期休暇の年末年始も宿題をたんまり出してくれますのでその宿題を上の方法でやり切りましょう。
スケジュールと言えばよく、「年が明けるまでには法令集に線を引きましょう」や「構造の計算は序盤にできるようにしましょう」等あります。
ただ、ここに関してはいろんな人が言っているので、取り上げないでおきます。僕的に気をつけていたのは2ヶ月半前・1ヶ月前くらい・2週間前です。なぜこの時期なのか、この時期に何をすればいいのかについて書いていきます。

2ヶ月半前

なぜ、中途半端な二ヶ月半前なのかというとこの時期に資格学校の授業がようやく一通り終わるからです。ここまでは宿題だけをやるので手一杯だったのですが、ここからは自分でスケジュールを立てれないとぐんぐん離されていきます。

この時期は最後のインプット時期だと思います。今までしっかり理解できていなかった内容、模試で間違えた内容をテキストでしっかり読み直してインプットしていきましょう。基本的には模試や復讐不足の項目を取り上げ弱点を減らしていきます。

勉強法で詳しく解説しますが、マーカーの付け方を工夫してテキストを開けるだけでよく間違えているところ、全く目を通していないところを消化していきます。

1ヶ月前くらい

次は一ヶ月前「くらい」です。ここは個人差があるかなとおもったのでくらいとしました。なぜなら、試験当日までにやっておきたいことを羅列していくと僕の場合はここまでびっしり埋まったからです。ただし、1週間前は予定を開けておくよう注意しておきましょう。理由は後述します。

過去問5年分、資格学校の予想問題(S資格であればセレクトやアレンジ)を割り振ればこのくらい埋まります。ここからはアウトプットで総仕上げしていきます。そして、勉強法で詳しく解説しますが当日に “見返すノート” もこの辺りから作り始めます。問題を解いては間違えたとこをノートに記すを繰り返します。

2週間前

大事なのは1週間前ではなく、2週間前です。会社で有給が取れる人は1週間前ではなく、2週間前にとりましょう。なぜなら、試験当日にやりたかったことを残さないように余裕を持っておくのです。絶対に「あれやりたかった」「ここはやっておきたい」「まとめておきたい」というところが出てきます。

具体的にやる事は、増やした “見返すノート” を減らしていって洗練させていく作業です。ひたすらアウトプットして、覚えてるページを取り除くか、線を引いてしまいましょう。とにかく、直前に見ることを少なくします。全科目を見直しても20分で見返せるくらい量になればいい感じでしょう。


今後より有益なノウハウなど共有したいと思うのでよければ覗いてください。次回は、勉強方法について書こうと思いましたが、後輩から「法規を時間内に終わらせるためのコツありますか」と質問されたのでそれについて詳しく書いていこうと思います。

こんな話が聞きたいなどコメントいただけましたら反映いたします。ここまで、お読みいただきありがとうございました。皆様の合格の一助になれれば幸いです。


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