本日、10月27日は衆議院議員総選挙の投開票日です。 そこで、開票の際に分かりづらい重複立候補と比例復活の仕組みについて、公職選挙法の規定を参照して解説していきます。 総選挙の比例代表選挙の仕組み衆議院議員総選挙は、小選挙区と比例代表によって議員を選出する。また、比例代表の選挙区や定数は、公職選挙法の「別表第二」で定める。 各党への議席の配分比例代表における各党への議席の配分は、ドント式を採用する。 重複立候補と比例復活の仕組み小選挙区の候補者は、所属する政党の比例名簿
憲法6条と7条に定められた「国事行為」を網羅的に解説しました。 「内閣の助言と承認」の過程が分かりやすいように、ほぼすべてのケースで閣議の議事録を抜粋して収録しています。 主要参考文献 『日本国憲法論 第2版』(佐藤幸治著、誠文堂) 『天皇陛下の全仕事』(山本雅人著、講談社現代新書)
皇居、首相官邸、国会議事堂において、ニュースでよく見る「憲政の重要地点」の場所を確認する。 出典情報 1枚目 ①周辺地図=地理院地図 ②皇居宮殿間取り図=宮内庁ウェブサイト「宮殿の各棟、各室等の名称」(https://www.kunaicho.go.jp/about/shisetsu/kokyo/kyuden-map.html) ③天皇の執務風景=宮内庁ウェブサイト「天皇皇后両陛下のご活動」(https://www.kunaicho.go.jp/activity/activ
新課程のスタートから2年。 新しい科目・歴史総合のノートです。 公民を専門としている筆者が、歴史の中にいかに「公民要素」を散りばめられるかという“裏テーマ”でノートは作られています。 なるべく歴史をロジカルに扱い、隙あらば公民科目の理解を基礎づける内容をふんだんに盛り込みました。 しばらく塩漬けになるのももったいないと思ったので、ここに公開します。 (内容や学習順は、帝国書院「明解 歴史総合」に準じています。)
「高校生のための憲法判例49選」を作成しました。(49という数字には、特に意味はありません。必要な判例を集めたら、たまたまこの数になったまでです……。) 2024年1月21日作成 最新判例 性別変更要件違憲訴訟(2023年最高裁*)
(2024年1月1日現在) 高校の公民では全体像の把握が難しい、日本の安全保障の分野。 それを分かりやすく整理する方法は、自衛隊ができることの法的根拠を読むことではないか--。 このような認識のもとで、自衛隊法第6章(自衛隊の行動)の条文の重要部分を抜粋してみました。(なお、この整理が可能なのは、自衛隊の行動範囲がいわゆる「ポジティブ・リスト」で決まっていることに起因します。) 自衛隊の任務と権限自衛隊の任務は、①我が国を防衛すること、②我が国の平和・安全に重要な影響を
1999年の地方自治法の改正で、地方公共団体の法定受託事務への国の「関与」が規定されました。このうち最も強い「関与」である「代執行」(地方自治法245条の8)が28日に初めて行われるようです。これに先立ち、個人的に勉強してスライドに整理しました。 前例のないことですが、辺野古移設の賛否とは別に、まずは代執行の制度の理解と今回の代執行訴訟の判決文の読解が必要であると思います。
気象庁のウェブサイトや理科年表に掲載されている、気温と降水量の月別平年値のデータから、雨温図とハイサーグラフを作成することができるエクセルシートです。
任意の定数で、ドント式、サン=ラグ式、ヘア式で算出される政党の得票数に対する獲得議席を示すことができるエクセルシートです。 直近数回分の参議院議員選挙・比例区の各政党の得票数のデータセット付きです。
任意のpの値で、コンドルセの陪審定理(n=101まで)を示すことができるエクセルシートです。
ホッブズの社会契約説について。 社会契約説は重要な概念であり、その後の憲法の学習を進める上で土台となる考え方である。振りかえると、特に政治分野は、社会契約説の理論が下敷きになっていることが多く、学習を進めれば進めるほどに味わい深いものである。 社会契約説の勘所は、国家がなぜ必要か、あるいは、なぜ国家の定めたルールに人々が従う必要があるのかである。そのバリエーションとして、高校の政治経済では一般に、ホッブズ、ロック、ルソーという3つの思想家が登場する。その中でも、社会契
第10章 20世紀の思想 1 分析哲学 2 現象学の展開 3 構造主義の思想 4 ポスト構造主義の思想 5 フランクフルト学派の思想 6 正義論の復権 7 その他の現代思想
第9章 西洋近代思想への批判 1 マルクスの思想 2 社会主義の展開 3 現象学の思想 4 実存主義の思想(1) 5 実存主義の思想(2) 6 実存主義の思想(3) 7 実存主義の思想(4)
※2018年6月8日に別のウェブサイトにアップした文章を再掲します。 1.はじめに 裁判員制度が始まったのは、2009年5月のことである。最初の裁判員裁判は、東京地裁で行われた。初公判の日には「法廷ではこのような審理が行われていた」と、テレビ局が生中継で興奮気味に伝えていた。この裁判は世間の大きな注目を集めたわけだが、それから10年近くの歳月が過ぎようとする中で、いまではすっかり裁判員裁判が騒がれるということはなくなってきた。 だが、それもそのはずである。2018年3月末
第8章 近代社会を支える思想 1 社会契約説 2 共感の理論 3 功利主義の思想 4 進化論の思想 5 プラグマティズムの思想
第7章 科学と理性についての思想 1 近代科学の成立 2 合理論の思想(1) 3 合理論の思想(2) 4 経験論の思想(1) 5 経験論の思想(2) 6 カントの思想 7 ヘーゲルの思想