【4つのメソッド】自己嫌悪から自己承認に切り替える【自分が大嫌いな人へ】
こんばんわ、たいちです。
とにかく不幸続きの1週間を過ごし、過呼吸になるほどネガティブに陥っていた僕。
詳しくは、以下の記事を見ていただきたいのですが、今回はそこから脱却した方法について、綴っていきます。
ちなみに、ここから記載していくのは、ただ何となくの体感ではなく、自分がビジネスを立ち上げようとした時期に経験した、数多くの挫折や失敗から生み出したメンタル管理術です。
心の栄養を摂取する
「カラダが食べ物で作られるように、ココロは言葉で作られる」と言われています。
実際に、その人が何者であるのかは、どのようなことを学び、実践し、人生として紡いできたのかを見れば分かることでしょう。
不幸続きで、精神的に病んでいた僕は、自分の心に栄養たっぷりの情報を与えてあげられるように、習慣を改善しました。
具体的には、こんなことです。
SNSなど刺激の強い情報を断つ
書籍など良質な情報を摂る
自分の発言を肯定的にする
SNSなど刺激の強い情報を断つ
SNSには、インプレッションやイイねを獲得するための、極端で誇張された情報があふれています。
閲覧者の目を引くため、ショッキングな画像や、性的な興奮を与える写真ですら、広告として使われることがあります。
僕の友達も、日常の良い部分、皆が羨むようなポジティブな部分だけを切り取って、SNSに投稿しています。
ここ最近の僕は、とにかく他人と比較してしまう時期なので、そういった投稿や広告を見るだけで気分が滅入り、ネガティブ思考のスパイラルに陥ってしまうようになっていました。
これらの情報は、心にとっては言わば「毒」です。
マッチングアプリを含め、SNSなどのアプリは(LINEなど生活で必要不可欠なものは除き)ほぼ全て削除しました。
※これらSNSそのものがNGというよりは、見るべきでない時は見ないように仕組み化すべきと考えています。
書籍など良質な情報を摂る
SNSを削除した僕が、代わりに何をしたかというと、読書である。
このnoteでも書評として紹介している通り、読書の習慣はこれまでもあったのだが、ここ数日は現実逃避の為にSNSばかり見ていた。
改めて、自分の価値観の幹を形成している書籍や、自分を同じ境遇を描いている書籍を読むことで、心が整うような良質な栄養を摂取することができた。
今回、僕が呼んだのは「金持ち父さんのキャッシュフロークワドラント」である。
成金本などと揶揄されるシリーズだが、筆者の挫折経験や、人生の羅針盤となるような教えがたくさん詰まった、人間臭い本だと僕は思っている。
何度も読んでいるこの本、今回改めて読むことで、僕に勇気と毅然さを与えてくれたように思う。
また、外に出て日光浴をする、運動して汗をかくということも、ポジティブな刺激をインプットするという観点では、同様の効果があると思う。
自分の発言を肯定的にする。
摂取する情報も大事だが、自分が発信している情報がどのようなものであるかも、同じくらい大事だと思う。
僕の起業時代のメンターは、「自分の発言を管理下に置きなさい、自分の言葉を一番聴いているのは自分なのだから、一番影響を受けるのも相手ではなく自分だ」とよく言っていた。
僕はSNSを断ち、書籍を読み、筋トレして良い汗をかくことで得た変化を、積極的に口にした。
「最近、調子が良いなぁ、やっぱり読書は大切だ、筋トレは最強だよな」といった具合だ。
それを聴いた周りの人は、「たしかに、そういうの大事だよねぇ」と軽く肯定してくれた程度だったが、その軽い返事が自己肯定感をさらに強化してくれていた。
失敗への対処:陽転思考で必要材料に変えていく
僕が起業時代にメンターから教わった思考法として、「陽転思考」というものがある。
ネガティブな考えに対処するものだが、ポジティブシンキングと違うのは、「失敗や挫折を無理にポジティブ変換するのではなく、そのまま受け止める」という点だろう。
陽転思考では、「○○で良かった!」という言葉がキーワードになる。
僕はこの2ヶ月に満たない期間で、起業の失敗、借金、失恋など、たくさんの挫折を味わった。
これらの経験があったことで、何を得られたか、将来にどんな良いことが起きるかなどに焦点を当てて、考えていくようにするものである。
例えば、
早めに失敗したので、再チャレンジの猶予がある!
借金は嫌だが、おかげで資金繰りの能力が身に着いた!
失恋したから、新しい出会いを作る余白ができた!
といった具体に、「その失敗・挫折そのものをポジティブにするのではなく、ネガティブな結果の先にどんな良い要素があるか」という変換をしていく思考法である。
こうやって書き出しているだけでも、かなり心が軽くなっているのが分かるので、是非みなさんにも「陽転思考」の習慣を身に着けて欲しい。
不安への対処:道が無いのではなく、見えて無いだけと知る
この一週間、とにかく僕は不安だった。
老後は両親と弟の介護に追われ、辛いものになるのではないか。
ビジネスに再チャレンジしても、僕は絶対に成功できない。
僕を愛してくれる恋人なんて、一生現れないのではないか。
こういった不安は、ほぼ100%「先行きの不透明さ」から発生している。
自宅から最寄り駅への移動に不安を感じる人は、ほとんどいない。
それは、そこまでのプロセスが明確で、何をしたらいいか分かっているからだ。
一方、行ったことの無い未知の国を指定されて、今から行ってこいと強制されたら、その旅路は不安でいっぱいのものになるだろう。
人生も同じで、僕の場合は「経済的不安」「人間関係の不安」の要素が非常に強かったので、それに関する書籍を読んだり、人生設計書を見直したりして、理想までのプロセスをとにかく明確に描き直した。
「自分にもできるかも知れない、これなら大丈夫だ」と思えたら勝ちで、その頃には不安もだいぶ軽減されているはずだし、僕はそうだった。
ナビのある旅路は安心なのと同様に、人生においても常に「羅針盤」となるような情報や計画書を持っておくことが、大事だと学んだ。
小さな成功体験を積む
ここまでくると、無気力感もだいぶ薄れ、小さなことから着手できるようになってくる。
僕の場合、毎日やると決めていた読書と筋トレを再開した。
ページを進めていく感覚、筋肉がパンプアップする感覚が、そのまま「小さな成功体験」として、脳を刺激する。
そうすると、さらにやる気が出てきて、中断していた家の掃除や細かいタスクなど、日々の習慣としていることも再度実行するようになっていった。
不安や自己嫌悪に駆られている時は、「何か大きなことをせねば」「ここから逆転せねば」と考えてしまいがちだ。
しかし、小さな成功体験の積み重ねを通じて、「自分にはできる」という自己承認を得ることが大事なのだと、改めて気付くことができた。
以上、僕が自己嫌悪から立ち直り、自己承認のマインドに切り替えたお話でした。
僕が体感したのは、現実逃避ではなく、自分を大事にする小さなアクションの積み重ねが重要だということ。
この記事を書いている今は、ほぼ元の生活に戻ったし、ネガティブ思考のスパイラルに陥ることも無くなった。
起業時代もネガティブモードになることはあったが、当時はメンターや仲間の働きかけで、立ち直っているケースが多かった。
今回は、(友人に電話こそ掛けたが)自分で立ち直りまでのアクションを描き、実行を通じてモチベートさせることができたというのが、何よりの収穫だったと思う。
今後もメンタル管理を磨いていくと共に、同じ境遇の方や未来の自分へのメッセージとして、この場で書き綴っていきます。
今日はここまで。