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【勧誘多発は本当か?】キャッシュフローゲーム会【体験レポート】
こんにちわ、たいちです。
ここ1ヶ月の間で、『キャッシュフローゲーム会』に3回ほど参加してきました。
「金持ち父さん貧乏父さん」を読んで、投資を始める前にシュミレートしてみたいと思ったことがきっかけです。
今回は、僕の参加した『キャッシュフローゲーム会』についての、体験レポートとなります。
「キャッシュフローゲーム会って、そもそも何?」という人も、「キャッシュフローゲーム会に参加してみたいけど、踏みとどまっている」という人も、ぜひ参考にしていただければと思います。
キャッシュフローゲームとは?
マネーリテラシーについて書かれたベストセラー書籍「金持ち父さん貧乏父さん」の著者である「ロバート・キヨサキ」さんによって、考案されたボードゲームです。
ただの玩具ではなく、すごろくのように遊びながら、お金や投資について学ぶことのできる、教材ゲームとなっています。
「金持ち父さん貧乏父さん」の書籍については、以下の記事で紹介していますので、合わせてチェックしてみてください。
サイコロを振り、コマを進めて行きながら、お金を稼ぐという点では人生ゲームのようにも見えます。
しかし、教材としての側面があるように、このゲームには以下のような特徴があります。
決まったゴール地点は無く、労働所得の世界である「ラットレース」から、不労所得の世界である「ファーストトラック」に移行することが、ゲームの目標となる。
専用の用紙が各プレーヤーに配られ、自分で収入・支出・資産・負債などの金額を計算しながら、財務諸表に記入していく。
「バンカー」と呼ばれる銀行役が卓に付き、各プレーヤーにお金を貸し付けてくれる。
株や不動産、ビジネスなどの「資産」を売り買いしながら、支出額を上回る大きさの不労所得を築いていく。
他にも細かいルールがあり、初心者の人にとっては難しいと感じることが多いかも知れません。
実際に僕自身も、最初の2回は経験者の人にフォローしてもらいながら、ゲームを進めていました。
キャッシュフローゲーム会の様子
ゲームの導入
僕が初めて参加したゲーム会は、計17人ほどの規模。
約2時間のプレイで、終了後30分を使って、ゲームの振り返りや解説、感想会が行われました。
バンカー含めて5人くらいのゲーム卓が3つあり、イベント主催者とそのサポートさんの2人で進行。
最初に、イベント主催者から挨拶と、ゲームの概要などが説明されます。
その時、キャッシュフロークワドラントという図を使って、労働所得と不労所得の違いを解説されるのですが、書籍などの事前情報が無い人にも、分かりやすく説明してくれていたのが良かったですね。
僕は事前に知っていた内容なので、復習という形になりましたが、「キャッシュフロークワドラントって何だ?」という方は、ぜひ以下の記事をご覧ください。
ゲーム開始!
主催者からの解説が終わると、進行は各卓のバンカーに任され、ゲームが開始となります。
ボードやカードの役割、ゲームの進行方法など、必要事項を都度教えてくれたので、分かりやすかった印象です。
最初にやることは、自分の職業を選び、スタート時の財務諸表を作成することです。
もちろん、職業によって収入や支出の額は異なるのですが、僕は「航空機パイロット」を選びました。
これを選んだ理由は、なんとなくカッコいいなと思ったからです笑
ここでは、細かいルール説明は省きますが、以下4つのマス目がメインで構成されたボードを、サイコロを振りながら進んでいくことになります。
ディール:投資チャンスのマス、スモールかビッグどちらかのカードを引いて、取引を行う。
スモールディール:株式や小さな不動産など、小規模な投資チャンス
ビッグディール:ビジネス買収や大きな不動産など、大規模な投資チャンス
マーケット:市場が動くマス、不動産の売買などが行われる
ドゥーダッツ:無駄遣いをするマス、家財や遊びなどの資産にならないものを買う
ペイデイ:給与日、このマスを通過or止まったときに給与を貰えるが、自己申告しないと受け取れない。
財務諸表の記入が忙しい!
僕が最初につまづいたのは、財務諸表の記入。
自分の売買した資産や、背負った借金の内容を、手元の用紙にある収入、支出、資産、負債の欄に反映させていくのですが、僕はここで一番苦労しました。
まず押さえておかないといけないのが、損益計算書(収入と支出)と貸借対照表(資産と負債)の関係性。
それぞれの項目が何を意味するのかを理解すると、どこに何を記載すれば良いのか、判断できるようになります。
そうやって記載している間にも、ゲームは進み、市場が動いたり、自分の手番が来たりしますから、そちらにも気を配りながら、スピーディにお金の管理をしていくことが求められるのです。
僕の場合、誰からもフォローを受けずに、ゲームの進行に合わせて財務諸表を記載できるようになるまで、3回ほどゲームをプレイしました。
起業について勉強していた時期があり、財務諸表については自信のあった僕でも、それくらいかかりました。
他のプレーヤーさんの中には、同じく3回目のゲーム参加でも、手取り足取りフォローを受けている人もいましたから、焦らずじっくり学ぶことが大事だと思います。
人生、山あり谷あり!
財務状況が異なる中で、資産を売り買いしていくのですが、実は上記で説明したマス目以外にも、こんなものがあります。
ダウンサイジング:いわゆるリストラ、決められた金額を支払い、ゲームを2回休まなければならない
ベイビー:出産する、子どもが1人増え、毎月の支出も増える
「ダウンサイジング」が財務を圧迫するのはもちろんですが、現実世界では幸せの象徴ともされる「ベイビー」も、同じく負担となるイベントです。
僕の参加したイベントでは、ベイビーに停まったプレーヤーに、他のプレーヤーが御祝儀を支払うというローカルルールがあったのですが、みんな苦い顔をしながら「おめでとう~」とお金を渡していく様が、面白かったですね笑
人の本性が出る!
様々なイベントがあると、現れてくるのは人の本性。
過去3回参加した中でも、いろんな人がいました。
黙々と自分のプレイに集中する人。
あれやこれやと、他人のプレイに口出しする人。
その意見を否定して、逆張りする人。
反対に意見を鵜呑みにして、言われた通りにする人。
分からない投資には手出しせず、様子見する人。
分からない投資にも、ガンガンお金を出して買っていく人。
ダウンサイジングや市場の停滞など、外的要因のせいにする人。
大前提、初心者の僕に丁寧に教えてくれたり、楽しくプレイするための空気作りをしてくれたりと、素敵な人ばかりでした。
しかし、ここでは人生でもあり得る教訓という観点で、あえて極端な側面を挙げています。
ちなみに、僕のプレイを振り返ると、「他人に口出しされたくない頑固者で、ガンガンお金を出していくギャンブラータイプ」だったなと思います。
学ぶために、とにかくチャレンジ!
そうやって悪戦苦闘しながらも、ゲーム全体のお金の流れが分かるようになると、自分なりの戦略を持ってプレイできるようになります。
ゲームの目的は、「総支出を上回る不労所得を得て、ラットレースを抜けてファーストトラックへ移ること」です。
つまり、財務諸表の不労所得の欄の数字を増やす必要があるわけですから、それを実現するために頭を使っていくわけです。
2回目以降の僕は「スモールディールで小規模取引を繰り返しながら、手持ち資金を増やして、より大型の取引に参入していく」という作戦で臨んでいました。
おそらく、ありきたりな投資戦略だと思いますが、「まずやってみる精神」でチャレンジする中で、たくさんの学びがあったなと感じます。
キャッシュフローゲームは、どんなに借金を背負っても、投資の見当が外れても、現実のお金が減ることはありません。
「分からないこと、迷うことは、ひとまずやってみる」というくらいの気持ちでプレイすると、結果的に充実したゲームになると思います。
プレイ結果
計3回、プレイした僕の戦績は、以下のようになりました。
初戦:ラットレースを抜けられず!
職業:航空機パイロット
獲得した不労所得=6,700ドル/月
最終ターンの総支出=7,000ドル/月
最終ターンのキャッシュフロー=9,200ドル/月
手元に残った銀行ローン=400ドル/月
二回戦:終了間近で、ラットレースを脱出!
職業:航空機パイロット
獲得した不労所得=7,060ドル/月
最終ターンの総支出=6,900ドル/月
最終ターンのキャッシュフロー=9,660ドル/月
手元に残った銀行ローン=0ドル/月
三回戦:終了30分前に、ラットレースを脱出!
職業:医師
獲得した不労所得=9,950ドル/月
最終ターンの総支出=9,650ドル/月
最終ターンのキャッシュフロー=13,500ドル/月
手元に残った銀行ローン=0ドル/月
回を追うごとに、獲得した不労所得が増え、ラットレースから抜ける時間が早くなっているのを見ると、自分でも成長を実感することができます。
2回目のラットレースを抜けたとき、キャッシュフローゲーム会の主催者より、こんなアドバイスをいただきました。
「慣れてきたら医師を職業に選んで、ゲームをプレイしてみると良い。生み出す必要のある不労所得額が最も大きいので、学びも大きいはず。」
そんなアドバイスを受けて、3回目は医師でプレイしたのですが、一発でラットレース抜けできたのが驚きです。
そして3回目のラットレースを抜けたときには、「10回プレイすると、いろんなものが見えてくるから、繰り返しプレイすると良いよ」と、再びアドバイスをいただきました。
今後も定期的にゲームに触れながら、投資を始める準備を進めていこうと思います。
まとめ
今回の記事のタイトルにも据えている「勧誘多発は本当か?」という疑問。
本文では全く触れていませんでしたが、過去3回参加してみての結論は、
勧誘や怪しい話は全く無かった!
ということになります。
他の主催イベントでは、どのようになっているかはわかりませんが、僕の参加した主催会社では、勧誘などの行為をかなり厳しく取り締まっていました。
主催会社が、投資スクールを運営しており、ゲーム終了後に簡単な紹介とセミナー開催の告知はありました。
が、そちらについても無理な勧誘は無く、「興味や相談があれば、担当に聞いてみてね」という程度のものでした。
気になる方は、以下をチェックしてみてください。
※この記事は案件ではなく、僕が勝手に紹介しているだけです。
キャッシュフローゲームをプレイしてみての大きな学びは、
投資における、お金の流れが理解できる
投資における、自分の考え方や思考のクセに向き合える
の2点になります。
具体的なノウハウというよりは、マインドの部分での学びが大きかったなと感じます。
ゲームでラットレースを抜けると、やっぱり考えるのは「現実世界でもラットレースを抜けたい!」ということ。
今は借金返済中で、投資はステイの状態なのが悔しいですが、最高のスタートダッシュを切っていけるよう、これからも学び続けます!
今日はここまで!