高専卒業後の進路について
国立高等専門学校機構が学生の進路状況をまとめている資料を見つけたのでシェアしたいと思います。本日の資料は全て、サイトに記載してある情報や資料を引用してます
まず初めに全国にある高専についてわかりやすくまとめられている画像を示します。国立の高専が全国に51校、公立が3校、私立が4校あります。私が在学中にあった高専が合併されていたり、神山まるごと高専が新設されていたり、少し在校数が変わってます。
卒業後の進路
令和5年度の卒業生の進路について、下図の円グラフにまとめられています。本科生は6割が就職し、約4割が進学しています。専攻科生は就職が7割、進学が約3割となっています。私が学生の時と比率は大きく変わらない印象です。
次に図3に本科生・専攻科生の就職率を示しますが、相変わらず高く、99%程度となっており、本科生は約9,000人、専攻科生は1,400が就職しています。本科生の就職率を大学生の就職率と対比しておりますが、本科生の方が優位にある傾向です。私が卒業しても、高い就職率を維持しており、企業からの評価も高いことがうかがえます。
産業別の就職者数を図4に示しますが、製造業が全体の約5割を占めており、その次に情報通信業、建設業が多くなっています。機械・電気・化学関連の学科から製造業に就職する方が多いので、製造業が一番多くなっていると思われます。情報学科の方が情報通信業、建築学科の方が建設業に就職していると考えられ、学科が絞られるので製造業よりも少なくなっていると考えます。
次に進学率も就職率同様に高い。日程が被らなければ、複数箇所受験でき、優秀な人が進学する傾向にあるため、進学率が高くなっていることが想定されます。大学としても、豊橋技科大、長岡技科大が圧倒的に多いですが、東大、東北大、九大などの旧帝大やその他国立大学にも多く進学していますね。
また、来年度もデータが更新されれば、同様にシェアしていきます。