橋を架けるってなんだ?【橋を架ける仕事リレー#2】
ひとまず渡された瀧内です笑
何かと何かをつなぐ、ファシリテーションのようなコーディネートのような仕事、その地域で何かが良くなっていく状況づくりのディレクションのような仕事を「橋を架ける仕事」と呼び、洪さんと一緒に、このサークルを主催しています。
長野県長野市(長野県の北の方)に拠点がありますが、最近は南信と呼ばれる長野県の南の方の、諏訪湖より更に南側、中央道が通る伊那谷によく出没し、地域の進学校2校が合併する「高校再編」のためのワークショップのファシリテーションや、人口900人の村が変わっていくために、まず役場の仕組みや思考を、内部の人たちと一緒に考えて、OSをアップデートするような仕事をしています。
長野県の北と西にも仕事があって、一時期は東側もあったので、反復横跳びにピストン運動、自分の動きについてそんな表現をしていたこともあります笑
橋を架ける仕事ってなんだ?
この「橋を架ける仕事」という言葉を見て、ファシリテーター、コーディネーター、ディレクターなどが近いのかな、というイメージを持ってくれた人は、すでに近い仕事をしているか、もしくはそんな動きをしている人が近くにいる人かもしれません。
冒頭でも、橋を架ける仕事を「何かと何かをつなぐ、ファシリテーションのようなコーディネートのような仕事、その地域で何かが良くなっていく状況づくりのディレクションのような仕事」と書きました。
プロジェクトのなかで、構成メンバーを見つつ、うまく立ち回り、つなぎ、状況をよくするために、最適な動きを見つけ、動く仕事、そんなイメージです。
「橋を架ける仕事」は、ファシリテーター、コーディネーター、ディレクター、そのどれでもあってどれでもないとも言える、そんなふうに思っています。
実際に、対話の場を動かしている人もいるでしょう。プロジェクトリーダーやそのリーダーを支えている人もいるし、そのなかで連絡調整係として影の働きをしている人もいる。
サークルに参加している参加メンバーの中には、それをライブ配信という形で、橋を架けるための装置(仕組み)をつくっている人もいます。
もっと詳しく知ってみたい方、その中身を巡る思考を、2年前の洪さんとの往復書簡( https://note.com/bridge_work )で書いています。ぜひ見ていただければと思います。
この仕事の醍醐味とは
最近、この仕事の一番大切だなあと思うことに「内発的動機」があります。
地域を眺め、観察していると「こうしたらいいな」という答えのようなものが見えてくることがあります。有名アニメ映画監督が、キャラクターにしゃべらせようとしているのではなく、キャラクターが勝手に話したいことを話し出す、それを記録しているんだ、と言っていたように。
だけど、それをコンサルのように、こうすればいいんだ、と渡すだけでは何も残らない。「こうしたらいいな」を感じとれた外野が当事者のように動くだけでは足りない。もともと中にいた人が、確信を持って動き出す、そこからしか残るものは生まれないんだ、と。
そのためのしつこいぐらいの個別インタビューに加えて、対話、対話、対話。通りがかりの人にしては、相当な時間を掛けていて、よくやるなあと自分でも思っていたりしますが笑
でも、そこから、3年から5年ぐらい経ったときに、最初の想像を遥かに越える、ステキな状況が生まれている、そんな可能性を感じる瞬間を産めてたら、きっと最高だなあと思っています。
次の人
なんか中途半端な気もしますが、みんなで書くリレーマガジン、きっとまた話すときは来るだろうと、そろそろ次の人に回そうと思います。
当初こんな動くをする人が参加するとは思ってもいなかった、動画配信クリエイター(湯浅くん)。お願いします。