20年11/14 小説📚パロディ「痔滅の刃」No.24 第一章㉔ 🔴金庫を開錠
⬜⬜ 「鬼舞都痔家」襲撃6️⃣
⬜ 借金をゼロに
⚪「禰痔子み」厳禁
その時禰痔子の笑い声が聞こえました。
「ギャハハハハ」
猿ぐつわをかまされている小作人達を見て、まるで「鬼滅の刃」に出てくる「禰豆子」の鬼版だと笑い転げたのです。
<禰痔子>
これで竹を咥(くわ)えさせたら、そっくりじゃん!
と言って、小作人の内の一人の猿ぐつわを触り始めました
<森の 市松>
いくら禰痔子ちゃんでも、猿ぐつわを禰痔子(ねじ込)んだらいかんよ
<禰痔子>
バッカじゃないの
⚪金庫を開錠
炭痔郎は番頭に大金庫を開けさせ、中にある法定外の高利で貸し付けた小作人達の証文を出させました。
そして母屋にいた小作人たちの目の前でこれらの証文を焼却し、
言い聞かせました。
「これであなた達の借金はゼロになった。
これからは無惨に縛られることはない。
無惨の言いなりになって意にそぐわない悪行も行わなくていい。
今迄苦労したんだろうけど、
これからは自由だ」
と言って引き揚げて行きました。
【自由の女神像】
🕵 因(ちな)みに明治から大正時代は、高利(こうり)と氷(こおり)が同じ読みなので、皮肉って高利貸しのことを「アイス」と呼んでいました。
無惨は「アイス」のように心が冷たい、高利貸しだったのです。
痔(次)号に続く