20年12/18 小説📚パロディ「痔滅の刃」No.58 第三章⑩ 🔴霞の鉄拳
⬜⬜ 大嘘都鬼組、「炭火焼・かまど家」へ3️⃣
虎痔郎はヒョイと身をかわして、「若鷲(わかわし)の歌・(予科練の歌)」を歌いだしました。
西條八十 作詞/古関裕而 作曲
🎵🎵🎵
若い血潮の 予科練の
七つボタンは 桜に錨(いかり)
今日も 飛ぶ飛ぶ
霞ヶ浦にゃ
・・・
行くぞ敵陣 殴り込み
<虎痔郎>
今わしゃあ七輪で「牡丹鍋」を食うとったんじゃがのう。
桜(馬肉)が自分の方がボタン(猪の肉)より馬い(美味い)言うて、錨(怒り・いかり)んさるんよ。
ほいでもって、「霞の鉄拳」が今日も飛ぶんじゃけ~な~!
【七輪】木炭や豆炭を燃料に使用する調理用の炉。
【牡丹】(ぼたん)猪の肉。
【桜】馬の肉。
【霞の鉄拳】景色がぼやけるほど、強く頭や顔を殴る拳。
<大嘘都鬼組、組員 A・B・C>
ギャア~!
<虎痔郎>
あんたら、もう組に、いぬる(猪る)しか(鹿)ないのう~。
【いぬる】帰る。去る。
痔(次)号に続く