20年10/26　小説📚ギャグ・パロディー「鬼滅の刃」No.5　第一章⑤　🔴大いなる誤解

⬜⬜ ある日の朝、禰痔子に・・・

⬜ 禰痔子の告白

＜禰痔子＞
兄さん・・・

＜炭痔郎＞
どうした？　禰痔子

＜禰痔子＞
アンネ（あのね）・・・
【アンネ】月経の隠語。（古いな～！）

＜炭痔郎＞
何かあったのか？　

＜禰痔子＞
来ちゃったみたい

⬜ 戸惑う炭痔郎

炭痔郎は無惨に両親を殺された悲しみを拭（ぬぐ）う間もなく、村を束（たば）ねなければならない重責を負うことになりましたが、臆することなく村人の期待に応える逞（たくま）しい少年に育っていました。

そんな炭痔郎でしたが妹・禰痔子に起きている体の変調については、初めてのことでもあり戸惑うばかりでした。

まず炭痔郎の頭に浮かんだのは、小学校で習った童謡「しょうじょうじのたぬきばやし」でした。

しょうじょうじのたぬきばやし
　野口雨情 作詞/中山晋平 作曲
🎵🎵🎵
しょう　しょう
しょうじょうじ
しょうじょうじの　にわは
つ　つ　つきよだ
みんなでて　こいこいこい

「しょうじょうじ」・・・
「少女、血」

「つき」・・・「月（初経）」

【PMS】月経前症候群。

禰痔子もついに大人の仲間入りか⁉
炭痔郎は複雑な気持ちになりました。

⬜ もしかして？

しかし賢明な炭痔郎は、自身の経験から「もしかして？」と考えました。「しょうじょうじ」・・・
・・・「少女、痔」
と、思いを巡らしたのです。

＜炭痔郎＞
禰、禰痔子・・・
そ、それって、もしかして・・・

痔ではないのか？

＜炭痔郎＞
禰、・・・禰痔子

決して痔（自）虐的になるなよ！
兄さんが必ず元の禰豆子の奇麗なお尻に戻してやるから！

⬜ 禰痔子の思いやり

そんな優しい兄・炭痔郎を心配させてはいけないと、禰痔子は歌います。

「少女A」中森明菜　　
売野雅勇 作詞/芹沢廣明 作曲
🎵🎵🎵
じれったい　じれったい
そんなの　どうでも関係ないわ
特別じゃない　どこにもいるわ
ワ・タ・シ　少女A

「そんなどうでも関係ない、痔（じ）れったいこと言わないで。特別じゃない、何処にでもいる、ワタ痔（私）は少女よ」と言う禰痔子を愛おしく思う炭痔郎でした。

痔（次）号に続く