20年11/10 小説📚パロディ「痔滅の刃」No.20 第一章⑳ 🔴目立ちたがり屋
⬜⬜ 「鬼舞都痔家」襲撃2️⃣
⬜ 集結
3月31日夜9時、顔や手に炭の粉を塗りたくって真っ黒になった男達37人が集結しました。
手はずでは40人でしたが、時間迄に痔の症状が治まらない3人は「鬼(お荷)物」になるとして残すことにしました。
全員が黒装束の中に一人だけ、何故か市松模様の派手な羽織を着た、森の市松が立っていました。
<炭痔郎>
市松さん、みんな炭で真っ黒になっているのに・・・。
<森の 市松>
炭ません・・・。
<禰痔子>
市松だけに、一抹の不安があったんだよ。
本当に目だ立ちがり屋なんだから、
バッカじゃないの。
<森の 市松>
禰痔子ちゃん、ごめん。
今度「いち松鮨」でおごるから。
許して!
【いち松鮨】森の石松が活躍した静岡県浜松市に「いち松鮨」があります。
⬜ 出発
出発に際し、改めて炭痔郎は指図します。
目的は無惨を捉えること、
他の小作人には危害を加えないこと。
炭痔郎達41人は約2時間、闇夜の暗い道を歩き続け
やっと鬼舞都痔家の屋敷が見下ろせる場所に到着しました。
痔(次)号に続く