20年11/3 小説📚パロディ「痔滅の刃」No.13 第一章⑬
⬜⬜ 炭痔郎の決心1⃣
⬜「鬼舞都痔家」奇襲を固める
村に帰った炭痔郎は、自分の心情を吐露(とろ)しました。
【吐露】心に思っていることを隠さず言うこと。
<炭痔郎>
鬼舞好痔 侮多子の涙の告白も、無惨がさせた演出でしょう。
そもそも侮多子は私に興味をもっていません。
噂では、岩崎久弥の親族と婚姻の話が持ち上がっているとか。
【岩崎 久弥】三菱財閥3代目総帥
侮多子は本当に
とても素敵、食えない女。
まるで江口のりこ国交相。
(by 半沢直樹)
なのになぜ、訴訟を取り下げると言ったのか?。
渋沢さんは私の意を図って「ちょっと待ってください」と言ったんですね。
<渋沢 栄痔>
裁判に一縷(いちる)の望みをかけていた炭痔郎さんも、さすがにこの裁判には何の意味もないと感じたと思いました。
【一縷】ひとすじ。
このまま裁判を続けるよりも、炭痔郎さんは侮多子の件を逆手にとって反転攻勢に出ようとしているなと感じ取ったのです。
「ちょっと待ってください」と言ったのも、私達に意見の相違があることを無惨に知らしめて油断させようとしたからです。
<森の 市松>
大きな敵(鬼舞都痔)には油断させろ、ということですな。
つまり「油断大敵」だと!
さすが栄痔さんだ。
<禰痔子>
バ~カ。
「油断大敵」とは、気を抜いてはいけないという例えだよ。
<炭痔郎>
鹿之好は鬼馬隊を軽く見てはいけないと反対していたが、私はこの今の時期に無惨を叩こうと思う。
<森の 市松>
おいらの言った通りじゃあありませんか ⁉
<渋沢 栄痔>
渋沢栄一先生も言っています。
男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
ここは鬼になって奇襲をかけるべきです!
<森の 市松>
奇襲したら鬼馬隊の騎手はどうするんだろうねぇ?
<禰痔子>
バ~カ。
痔(次)号に続く