Voialy【vol.34】見方を変えれば長所になる
voice + diary = voialy
その日あった出来事や気付きを声の日記「voialy」としてお届けします。
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先日、私の友人から
「管理職の役職に就かないかと打診を受けたものの、ちょっと悩んでいる」
というような相談を受けた時のお話です。
成果を出せていない状態で周りからの目を気にする
その方(仮にAさんとしておきます)はある部署の副部長さんのポジションを部長さんより打診を受けたそうでして
・部署には10数名のメンバーがおられて、現在は部長一人でマネジメントを行っている。
・部長も現場に出ており、メンバー皆さんに対して十分なマネジメントを行えていない。
・Aさんにマネジメントの一部を担ってもらい、部長さんと2人で進めることでマネジメント不全の改善を図りたい。
ということなんですね。
Aさんは
部署の現状を考えると、副部長という役割が必要だろうとは思うものの、自分が副部長になることについては悩んでいまして
理由を聞いたら
・スキルアップのための勉強会を社内で企画して何度か実行したが、あまり成果が出ていない
・部署の中で自分より年上の人が多くいる
といったところで、勉強会の成果をきちんと出せていない状態で就任しても周り(特に年上の人達)から「なんだかなぁ」と思われないだろうかということなんですね。
私から見ると、Aさんは人望が厚くて、周りからも慕われるタイプの人間ですし、今回は「副部長」ということで、部長さんがAさんに「マネジャーとしての素養がある」、「自分の部門の力になってくれる」と評価して打診をされた訳なので、自分自身のやりたいことやありたい姿の中に「マネジメント」があるのならば、ぜひともやってみたらいいというような話をしたのですが、その他に「勉強会を社内で企画して何度か実行したが、あまり成果が出ていない。」
と捉えているところが気になったので少しお話をしました。
本当にネガティブに捉えることなのか
Aさんとしては「何度も勉強会をやったが成果が出ていない」とマイナスに見ている訳なのですが、
本当に成果が出ていないのか、実はある程度の成果は出ているがAさんの目に見える程ではないという感じなのか、自分は部外者なので本当のところは分かりません。
ただ、私は「勉強会を社内で企画して何度も実行した」というところはポジティブに捉えてよいと感じたんですよね。
こういったスキルを伸ばすことが必要だろうと考えて、企画して人を集めて複数回実行した。
しかも話を聞くと毎回、前回の反省を踏まえてやり方を少し変えていたとのこと。
この行動力、実行力というのはAさん自身、もっと評価してよいと思うんですよね。
なので、Aさんには「結果だけでなくそれまでの行動も周りは見てるから、
周りも「結果を出してないじゃないか」というだけの見方はしてないと思うよ」というような話をしました。
見方を変えれば長所になる
こういった物事って見方によって、長所にも短所になることって色々な場面でありますよね。
例えば個人の能力というかキャラクターでも言えるのかなと思ってまして。
何か物事に対しては慎重に取り組むタイプの人がいた場合、
ミスのない作業を求められる場面ではその慎重さは「長所」ですし、
スピード感を求められる場面では「短所」でもある。
その時に「短所」にばかり注目して、短所を無くすとか改善しようとするのではなく、視点を変えて「長所」として活かすための努力をする。
「慎重だからスピード感が無い」ではなく「慎重だからこそミスのない作業には適している」
自分自身に対してもそうだし、マネジメントをしていくうえでメンバーに対してもそういった視点で見ていくことが大事なのかなと思います。
今回の相談を通じて改めて自分自身も物事って見方によって、長所にも短所になる。
その時に「短所」と捉えて変えようとするのではなく、「長所」と捉えて活かす方法を考えることが大事であると感じました。
主観ですが、日本人は自分の短所にばかり目が行きがちだと思います。
あなたが思う自身の短所も視点を変えて長所と捉えることで、ガラッと活かせるようになるかもしれません
それではまた!