【番外編】あなたは猫である〜続編7
「完全」勝利?
そんな簡単な話ではない。野球でもピッチャーが9回のマウンドに立ち、実況が「いよいよ◯年ぶりの完全試合まであと△人です。ぜひ達成してほしいですね〜」と言った瞬間に、
「残念ながら〇〇投手打たれた〜」
「惜しい、もう目と鼻の先に完全試合があったのに、残念ながら逃してしまいした。」なんていう流れをよく聞く。「完全」というのはそんなに簡単なことではないのだ。対猫ちゃんにおいてもそうなのだろう。改めて痛感させられた。
さて、闘いは終わっていないということだ。これは猫ちゃんからのメッセージでもある。これから末長くよろしくね!か、まだまだ困らしちゃうぞ〜なのか、、、わからないが、どちらにしても私からすると、煮干しでも、アジの開きでもなんでもあげるから、それを最後の付き合いにしてもらえないかと交渉したいところだ、、、まあそんな思いも伝わらず、またどこを歩いたのかわからないような足でしっかりと足跡をつけてくれるのだろう。そんなに我が家が気に入っているならまあこれからも長くお付き合いしても良いけど、さすがに挨拶はしっかりして欲しい。我が家の敷地の侵入を認めてあげるわけだから。それに、まだ面と向き合ってお互い挨拶も交わしていない。立ち去る一瞬、お尻が見えただけ、しかも薄暗い中だからほとんど見えていない。大々的に退治をするのはやっぱりかわいそう。だから迷惑をかけない程度に共存していこうと思う。きっとこれから、足跡をつけられたり、つけられなかったりの生活が続くのだと思う。話の盛り上がりにも欠けてしまうと思うので、ここで筆を置くこととしよう。
my sweet life with 猫
完