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『DQⅢ HD-2D』雑感。

とりあえずゾーマまで倒したので。
正直ネタバレありって書いても元が元なだけにどうなん?
って気もするけど、一応ネタバレありです。

自分はファミコン直撃世代です。
SFC版もゲームボーイ版もスマフォ(PS4/Switch)版もプレイしています。


今回はただのリメイクではなく、細かく手が入っています。
古参ユーザーはそこを気に入るか気に入らないかが結構別れます。
自分自身この解釈はいいなというのもあるし、これはどうなんだろう?
ってのもあったりしました。本当に好みが分かれるところ。

まずは一部の場ではボイスがあります。
正直なことを言うとあんまりいらないかなと思った。

もっと細かく言うと、
一部飛ばせれる音声と飛ばせれない音声があるので
テンポがまちまちに感じている。

その声優ファンの方がいたら申し訳ないけど、
アリアハン王の仰々しい演技が個人的に合わず、
最初期はしばらく音声ボリュームをOFFでプレイしていました。
途中からなんか急に脳内で割り切りと言うか切り替えが出来たので
音声復活させましたけど、やっぱり無い方がいいかも。
それでもバラモス役の土師孝也さんと
ゾーマ役の大塚明夫さんはさすがに上手かった。


3つ難易度はちょっと極端すぎて何とも言えない感じで
難易度は戦闘中でなければいつでも変更可能。

  • 楽ちんプレイ(HPが0にならないので全滅しない)

  • バッチリ冒険(普通の難易度)

  • いばらの道だぜ(敵が強くなり経験値もゴールドも微減)

楽ちんプレイの死なないは衝撃的すぎた。簡単を履き違えている感じ。
緊迫感の欠片もないのでただの作業に成り果てる。
低学年の小学生が初めてDQやるとかならともかく、
ある程度の経験者は正直あんまり選んでほしくない感じ。
よくない使い方としてはダンジョンなどの死にたくない場所では
楽ちんプレイに切り替えるというなかなかのズルが可能なこと。
もはやチート級!

バッチリ冒険はいわゆる普通の難易度。

いばらの道だぜは、腕に覚えのある人が挑戦するモードなんだけど
正直デメリットしかないのであんまり面白みがない。
せめてLVアップ時にステータスが上振れとか、
経験値やお金、アイテムドロップ率アップみたいなアメがないので
ただの自己満足に過ぎない。
致命的なのは難易度がいつでも変更可能なので平気で虚偽が可能なこと。
せめて変更が不可能だったらもうちょっとやる気が出た人も多いかも。

以上を踏まえて自分は最初はいばらの道だぜを選びましたが
途中でバッチリ冒険に切り替えました。
キツくて経験値も金も貯まりが遅い苦痛プレイなだけだったので。


戦闘に関して言えば小さい敵は小さく、
大きい敵は大きく表示されるようになりました。
ただ問題もあって小さいぶん敵の数がたくさん
出てくるようになりました。

序盤は大したことがないのですが、
後半になると割と無数の敵が押し寄せることに。

そのためとくぎや魔法を駆使したり、
ムチやブーメランなどの範囲攻撃ができる武器

重要になってきます。

あと戦闘終了後にLVが上がるとHPとMPが全快します。
序盤はそのお陰もあってめちゃくちゃヌルゲーですが、
後半はレベルが上がりにくくなってその間隔も空いてくるので
後半は割と普通な難易度になっていきます。

あと、バシルーラが仕様変更となって、
飛ばされても戦闘終了後に戻ってきて再び合流します。
いちいちアリアハンのルイーダの酒場に戻るのが
あまりにも遅延行為過ぎたのでこの改変はいいなと思いました。

今回はかなり属性を意識して戦ったほうが良いです。
この敵には風属性が効かないとかそんなのが増えてます。
個人的にはなんだかなーって思いました。
そういうのはFFでいいじゃん、DQまでそれやりだすのは
なんか違うかなって気持ちになりました。
まぁ老害意見ですけどね。

あと、AIがとにかくアホです。

いのち大事に選んで、
仲間が黄色HP(体力半分以下)でも
僧侶がバギ撃ってました。

救いがないので途中からはぜんぶ命令させろでプレイし、
全て指示出しをしました。


ストーリー面はオルテガのサイドストーリーが増えました。
なぜムオルの村では偽名ポカパマズを名乗っていたのか?
など、細かく話が差し込まれています。

あと所々で中ボスが追加されました。
正直これは一言でいうと遅延行為でなんか無くても良いかなとは思った。
ピラミッドとかにボスを入れるのはまだわかるけど、
テドンの村でオーブもらうところまでボス入れるのは
さすがになんだかなーって感じ。(※個人の感想です)


バトルロードと新職業まもの使い。
密接にリンクしているので基本的にまもの使いはスタメンとして
入れておいたほうが良いと思われます。

そして強い。途中までは割とパッとしないかもしれませんが
はぐれモンスターが集まってくるとその真価を発揮します。
まものよびを覚えると、最初は火力がありませんが集めた
はぐれモンスターの数に応じて威力がどんどん上がっていきます
まぁこれがつよいのなんのって。

あとバトルロードは集めたはぐれモンスターを率いて
AIによるめいれいだけで戦わせる新要素です。
割と良い景品が多いので、このためだけでも
モンスター集めに奔走しました。
かなり疲れましたが、それに見合ったとくぎを覚えれるので
やっぱりまもの使いは強いと言わざるをえない!


なんというか不満点を挙げると、

今回もすごろくがありませんでした!

スマフォやPS4/Switch版でがっかりしたところ。
アレだけ言われていたのに何故入れなかったのかがわかりませんが
今回は別の要素がありそうとのことなので
そっちに期待したいところ。

グラフィックが綺麗だけど、
PS版のⅣ、V、Ⅶみたく町の中で視点を動かせれないので
たまに入口がわかりづらいところも。

ダッシュが微妙に遅い。カメラワーク的な問題もあるけど、
見下ろし型なので上方向というか奥に行こうとする時だけ
少し操作が重く感じます。
船もラーミアも速く動かせたほうが良かったかな。


って感じでやや好意的な意味でまぁまぁ良かったって感じです。
最後にこのHD-2D版のⅢが初めてって人は
DQⅠである意味逆のショックを受けそうな感じかも。
「Ⅲでもやったよこれ!」みたいなのを次のⅠで経験するって
どんな感覚なんだろうって思いました。
自分世代では絶対味わえない事なので。

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