これから

発信するなら自分が良く分かっていることを中心に行うべきですね。最初noteを始めたのは、今、新型コロナ関係のデータを読むときに必要になる数学・確率・統計の基礎知識を少しかみ砕いて書いてみようと思ったからでした。この初心に戻りたい。同時に五月雨式に書いていくのは良くないことだと気づいたので、今後は書く内容を分類できるようにしたいと思います。
それに先立ち、今回はこのnoteに込めている思いについて書いてみます。


まず、主張したいことは以下のとおりです。これまでの記事も、一応はこの路線に入っていたはずですが、分かりにくかった。それを一旦整理します。細かな項目は今後変わるかも知れませんが、大きな括りはこんな感じ。

(a) データリテラシーを向上させよう
デーの成り立ち、解釈、伝聞に注意/わからないことは、わからないということが正しい/発信者の発言目的も意識しよう/人は安心したい、騙されたとは思いたくない/人は自分が正しいと思う(思いたい)情報を探す
(b) 数学・確率・統計がどのように使われているかを知ろう
全数調査できないから一部を調査/幅のある推定を知ろう/「有効性あり」と科学的に主張するには仮説検定/因果関係と相関関係は別物/直接の因果関係が不明でも統計ならできることがある/人は無意識に数学を使っている
(c) 多くの反論に耐えることが科学だ
反論こそが科学の発展を促した/嘘・捏造・作為的データも存在する/同じ方向を向く結果は信頼できる


この多くは、コロナ禍の前から考えてきたことです。物事を正確に理解するにはデータを見る目が大事だ。ある程度の数学が必要だ。でもそれだけではなく、人間心理を少し理解することも重要だ。そう思ってきました。

そしてコロナ禍が始まり、311の時との類似性を感じました。
  甲状腺がんの過剰診断不要説/PCR検査抑制論
  放射能半減期/指数関数的感染拡大
  福島の地域分断(補償額などの違い)/ワクチン接種


そして日々目にするのは
 指数関数的増加の意味さえ理解できない政治家が行う「総合判断」
 ワクチン調達したら、使い切ることが目的化してしまう官僚
 政府の方針やスポンサーに絶対に逆らえず、公正さを失ったメディア
 ワクチンの有効性の意味さえ知らずに接種を喜びマスクを外す人

結局同じ構造だ。同じ構造だから、我々が知るべきこと、やるべきことも似ているはず。少し数学、少しデータ、少し心理を意識すれば、わかることがいろいろある。数学だけでも、心理だけでもダメ。知識を広げよう。

それを改めてまとめた項目が上の(a)(b)(c)です。コロナ禍は長く続いています。その分、理解するための時間があります。だから少しでも書いてみよう、これがnoteを始めたきっかけです。


私個人は、マスクや手洗いなどで感染のリスクが十分低く抑えられているうちは接種はしない、リスクが高い状態になってしまったら考えよう、と思って来ました。そもそも、感染リスクを下げるのが感染予防ですから。今は副反応が大分明確になり、予防効果が短いことがわかってきた、感染しても早期治療が可能になってきたので、今後、リスクよりメリットが大きくなることはほぼないと思っています。

これからも頑張って更新していきます。