検査・感染状況の県別比較(2022/7/14)
全国で陽性確認が増えていますね。今回は久しぶりに県別のデータ、検査数、陽性確認数、その比率を確認してみました。全都道府県で陽性確認増加中です。九州がしばらく多かった後、島根が急増。それがどんどん東に広がっている状況のようです。
全都道府県で陽性者数が増加している一方、検査の増やし方はそれぞれ違います。必死で検査数を増やしている県もありますが、ほとんど増やしていない県もありますた。そこでパターン分けしてみました。(定性的&主観的)
検査数がほとんど増えていない=陽性率急増中:
岩手、山形、福岡、栃木、群馬、千葉、東京、
新潟、富山、石川、山梨、長野、岐阜、静岡、愛知、
三重、滋賀、京都、岡山、山口、徳島、香川、長崎
検査数を増やすも追いついていない=陽性率増加中:(略、他全部)
検査数を増し、何とか陽性率増加を食い止め中:
鳥取、
和歌山、大阪、北海道、山梨(甘く評価した場合)
秋田県、茨城県と宮崎県はそもそも発表がどうなっているのか不明。神奈川県は検査数の発表を再開しましたが、再度発表しなくなったようです。
鳥取県の陽性者は急拡大中で、県としては過去最高の20%に迫る陽性率となってしまいました。それ以上の陽性率増加を押さえるべく、検査拡充したことが読み取れます。
それでは各県のグラフです。
1 北海道
2 青森県
3 岩手県
4 宮城県
5 秋田県
6 山形県
7 福島県
8 茨城県
9 栃木県
10 群馬県
11 埼玉県
12 千葉県
13 東京都
14 神奈川県
15 新潟県
16 富山県
17 石川県
18 福井県
19 山梨県
20 長野県
21 岐阜県
22 静岡県
23 愛知県
24 三重県
25 滋賀県
26 京都府
27 大阪府
28 兵庫県
29 奈良県
30 和歌山県
31 鳥取県
32 島根県
33 岡山県
34 広島県
35 山口県
36 徳島県
37 香川県
38 愛媛県
39 高知県
40 福岡県
41 佐賀県
42 長崎県
43 熊本県
44 大分県
45 宮崎県
46 鹿児島県
47 沖縄県
鹿児島県などのように、ずっと陽性率が高い県があります。そこへ陽性者がさらに増えると、信頼性の低い人数しか把握できなくなります。
現在、全国の実効再生産数は1.24、全ての県で1を超えています。一番大きいのは秋田1.45、小さいのが北海道の1.11です。(東洋経済のページから)
今回は一斉に感染拡大増加中のため、比較が比較的やりやすい感じでした。
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グラフについて。すべて人口10万人、7日あたり。2022年1月以降。
左のグラフ:緑棒グラフが陽性者数、青折れ線が検査数で左軸。赤点線は陽性率で右軸。縦軸はすべての都道府県で同じ。(縦軸をそろえてあるので、例えば鳥取県の検査数が大阪に匹敵し、東京より多いことがわかります。)
右のグラフ:緑棒グラフが陽性者数で左軸。赤点線は陽性率で右軸。陽性者の増減をわかりやすくするため、縦軸は県ごとに異なる。
ソース:https://toyokeizai.net/sp/visual/tko/covid19/
左のグラフでは、鳥取のように青折れ線グラフと緑棒グラフが離れている県の陽性率が低くなることがわかります。