検査・感染状況の県別比較(2022/4/9)
最近、感染が再拡大しているといわれています。3月21日に「オミクロン株感染の検査・感染状況の県別比較」としてグラフを作ったので、グラフをアップデートしてみました。
PCR検査の点数が下がったことで、検査が減るのではないかと言われています。検査・陽性・陽性率の推移を分類すると
・検査数も陽性者数もほぼ定常状態(陽性率ほぼ一定)
・検査数ほぼ一定、陽性者増加で陽性率増加
・検査数が徐々に減少
と言えそうです。
例外は、急に検査を増やしたらしい栃木県と広島県ですが、それ以外のすべての都道府県で陽性率が定常状態または増加。その陽性率も高い県が多く、ほとんど唯一検査が足りているのは鳥取県。続いて島根、山口がかろうじて10%以下。福井県の陽性率も比較的低いのですが、ここ最近、急に検査数が減っているのが気になります。
BA.2による感染再拡大が懸念されています。検査が少ない(むしろ減らしているところが多い)ので、残念ながら増加の兆候を把握することはできないと思います。というか、実際、すでに増加に転じていると言えそうです。
1 北海道
2 青森県
3 岩手県
4 宮城県
5 秋田県
6 山形県
7 福島県
8 茨城県
9 栃木県
10 群馬県
11 埼玉県
12 千葉県
13 東京都
14 神奈川県
15 新潟県
16 富山県
17 石川県
18 福井県
19 山梨県
20 長野県
21 岐阜県
22 静岡県
23 愛知県
24 三重県
25 滋賀県
26 京都府
27 大阪府
28 兵庫県
29 奈良県
30 和歌山県
31 鳥取県
32 島根県
33 岡山県
34 広島県
35 山口県
36 徳島県
37 香川県
38 愛媛県
39 高知県
40 福岡県
41 佐賀県
42 長崎県
43 熊本県
44 大分県
45 宮崎県
46 鹿児島県
47 沖縄県
グラフについて。すべて人口10万人、7日あたり。
左のグラフ:緑棒グラフが陽性者数、青折れ線が検査数で左軸。赤点線は陽性率で右軸。縦軸はすべての都道府県で同じ。(縦軸をそろえてあるので、例えば鳥取県の検査数が大阪に匹敵し、東京より多いことがわかります。)
右のグラフ:緑棒グラフが陽性者数で左軸。赤点線は陽性率で右軸。陽性者の増減をわかりやすくするため、縦軸は県ごとに異なる。