定期的な感染状況確認(2022/1/31)
1月も今日で終わり。この期間、10日毎に感染状況を確認していますので、今日も確認してみます。
今回確認して驚いたのは、日本とインドの比較です。インドでもオミクロン株の爆発は1月に始まり、ほぼ同じペースで増えていたのですが、インドはすでにピークアウトしたようです。
まず全体地図から。10日前と比べて、それほど多くの違いはないようです。しかし陽性率が低い所が減っていること、特にロシアと東南アジアの陽性率増加が目立ちます。
続いて5か国のグラフです。それぞれ下は片対数グラフです。
この5か国のうち、イスラエルの感染者数だけが突出して多いことがわかります。1月1日はイギリスが多く、1月11日はイギリス、イスラエル、アメリカが拮抗、そして1月21日はイスラエルが他国を抜いていました。しかし今回のイスラエルの突出ぶりは異様です。但し最近、ようやく感染者数の増加が止まったように見えます。
死者数は、減少傾向にある南アフリカも含め、5か国すべてで増加中。
検査と陽性率を見ると、イスラエルはさすがに検査数が多いことがわかります。少ない日本は、陽性率が急増中で、この5か国では一番高くなっています。
なお、イスラエルで増加が但し止まったように見えるのは、あまりにも感染者数が増えたからなのかも知れません。上のグラフは、累計感染者数の推移です。最新データでは100万人あたりの累計感染者数は、イスラエルでほとんど30万人、年末が約20万人ですから、ここ1か月で約10%が感染している?
続いて5か国の感染者数と死者数の推移を見ていきます。
南アフリカでは、すでにオミクロン株のピークを越えましたが、減少の速度は遅いこと、いまだに死者数が増加中であることがわかります。イギリスとアメリカは、ピークアウトしたようにみえるものの、死者数は増加中。イスラエルも死者数増加中。日本は感染者数も死者数も増加中。特に日本の死者数増加は、今だに指数関数的であることに注目したいと思います。
その他、オーストラリア、モンゴル、インド、韓国は以下のとおり。
韓国の増加が著しい。インドはピークアウトした可能性があります。オーストラリアとモンゴルもピークアウトしたように見えますが、減少速度はゆっくりかも知れません。
続いて日本と南アフリカ、日本とインドを比べてみます。
日本の感染者数(人口比)はすでに南アフリカを超えたことがわかります。そして、南アフリカで今も増え続ける死者数。。。
最後は日本とインド。
日本とインドは、これまでかなり似た傾向でした。しかしかつてインドの感染爆発、と言っていた感謝数(率)を日本は軽々と超えてしまっています。下の片対数グラフで見るとわかるように、インドでのオミクロン株の感染爆発の始まりは1月。インドでは1か月を待たずにピークアウトしたように見えていますが、日本はその傾向がほとんど見えません。
感染爆発を短期間で抑えこむことが、如何に感染者数を増やさないことにつながるのかがよくわかります。
感染者数が4週間程度でピークアウトする国があることは確かなようです。しかし日本はわからない。こんな印象を持ちました。