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高校からの進学のことで思う

 高校3年だった20年ほど前、親の勧めもあり福祉の資格の取れる、地元か隣県の専門学校か大学を目指したいと考えていた。
 だが、見学へ出かけて、目に付けていた隣県の専門学校は全寮制な上、規律がすごく厳しく、やってられないと思ったのか、1学期終わった時点で地元へ絞ることに。

 2学期に入り、先生から「大学は4年間でゆっくり学べる」と進言もあり、高校内で行われた、指定校推薦の選考へ応募、ちょうどその年から枠が1人から2人へ1つ増えたところに自分が入って、めでたく地元の大学へ進学することができ、合格率30%だった社会福祉士の国家試験も新卒1回で合格、今は公立化へ転換したことで、指定校推薦は廃止されたが、もう一人は途中で資格過程からドロンしたことを考えると、「可」の評価科目が複数ありながらも、何とか資格も取れて、高校の面子が保たれてと、今でも思っている。

 しかし、当時の自分の学力で、公立になった母校の大学へ入れることができたかというと「否」である。模擬の得点は35%前後だし、総合型選抜や学校推薦でも、小論文や国語の試験へ合格しないと面接出来ない仕組みで、しかも「なぜこの大学を受けるのか」という物を明確にする必要もあり、難しい状況だった。じゃあ、保育士と幼稚園教諭の免許が取れて、リア充ウハウハを期待して、県立大学を目指したかというと、こちらは学力とかより、1年次の強制寮生活&アレルギー持ちにとってリスクのある、強制海外留学があるため、選択肢から外していたことだと思う。でも、志願者は右肩下がりだし、学校推薦の指標となる高校の通知表の平均評価も「3.8」から「4」はあったと思うし、今年の入試の実施傾向を加味しても、無理意地でも推薦で入っていたのかなぁ。

 でも、特にグローバル科については、英語教育を一番強化していくと言いながら、最近それが失敗したのか表へ出ることが少なくなって燃えるゴミへ捨てたような状況で、変わりに都合良く「イノベーション」とか「起業」ができる人材を育てていく路線を取りつつあり、「何を目指したい」のかが見えていない。

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