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初めてのアメリカ、初めてのシカゴ

こんにちは。初めてアメリカのシカゴへ行ってきて昨日日本に帰ってきました。そもそもアメリカに行くのが初めてだったので色々と知らないことが多かったです。記憶が新しいうちに自分の備忘録として経験したことを書いておこうと思います。どなたかのお役に立てば嬉しいです。
ちなみにnoteで記事を書くのも初めてなので、正しい使い方がわかっていませんが、ご容赦ください。


アメリカへ入国審査

シカゴのオヘア空港に到着後、スーツケースを受け取ると初めての入国審査を体験しました。大体次のようなことを聞かれる、と事前にWebで調べたら皆さんが書いていました。

  1. 何をしに来たのか(観光orビジネス)

  2. 何日間orいつまで滞在するのか

  3. どこに泊まるのか

  4. 所持金はいくらか

  5. 帰りのチケットはあるか

どこに泊まるのか、は事前に予約したページを印刷しておいた方が良い、とのことで印刷して準備しました。

実際の状況

スーツケースをごろごろ引きながら歩いて行くと入国審査で人が並んでいるエリアに到着します。すごく並びますのでトイレが心配な場合は列に並ぶ前にエリアにあるトイレに行くと良いでしょう。

一人ずつ呼ばれるので、パスポートと事前に準備した書類を手に自動で開閉するガラスの扉の中へ入ります。実際に聞かれたのは次のとおりでした。

  1. 何しに来たのか→ビジネス

  2. ビジネスとは何か→Microsoft Igniteに参加します

  3. 何日間滞在するのか→今日から次の土曜日まで

  4. 何か食べ物は持ってきていないか→持っていない

これだけでした。ビジネスの場合は審査がゆるいとは聞いていましたが本当に簡単でした。この後、右手の指紋と左手の指紋を交互に登録、顔写真を撮影しておしまいでした。
実は最後の食べ物のついての質問は何て言われたのかわからなくて、Sorry?と聞き直したら、なんと日本語で「タベモノモッテナイ?」と聞かれるという思わず笑顔になるハプニングがありました。

CTA地下鉄でシカゴ市内へ

Uberを使ったことがない&高い、ということで事前に調べてあったCTAという地下鉄で向かうことにしました。

私はTerminal5に到着したのですが、CTA地下鉄の乗り場はTermnal1, 2, 3のいずれかへ移動する必要があります。入国ゲートを抜けたらTo Terminal1, 2, 3という看板の矢印の方へ移動していきます。するとモノレール乗り場に着くので乗りました。確かTerminal 3, 2, 1の順で到着するようになっていたので、2つ目の駅のTerminal2で降りました。Terminal1, 2, 3は歩いていけるのでどこで降りても良いのですが、Terminal2が一番CTA地下鉄乗り場に近いようなのでTerminal2で降りました。モノレールは無料で改札はありませんでした。

CTA、という看板の矢印の方向に向かっていきます。CTAは公共交通機関のことで電車とバスがあります。オヘア空港からは地下鉄が出ています。指示の通りに行くとエスカレーターで地下に降りていきました。

改札の前にはチケットの販売機がありましたが、私はチケットは買わずにVentraという公共機関用のSuica/Pasmoのようなものをデジタルで用意して、お金をチャージする形式を事前に用意していました。

iPhoneにVentraAppを入れて、住所、名前、メールアドレスなどを登録します。住所はホテルの住所でOKです。またチャージに使うカードを私は登録しておきました。Apple Payを指定することもできるようです。
最初の登録で強制的に$5が必要となりますが、この$5はシカゴ市内へ地下鉄を乗ると綺麗に使い切ります。
このVentraAppを日本にいるときに用意していたので、iPhoneを自動改札の機械の右側のタッチするところにかざすだけで、緑色のチェックマークが表示されて入場することができました。ものすごく簡単でしたのでVentraAppはおすすめです。

地下鉄はBlue Lineという路線だけがオヘア空港からは出ています。なのでBlue Lineに乗って40分ほど揺られるとシカゴ市内に到着します。電車に乗ったら、あまりドア近くではないところにいた方が良いそうです。電車のドアが閉まる間際にスマホをパッと盗まれて降りていくスリがあるからだそうです。実際にCTA地下鉄に乗っていて気づいたのですが、誰もスマホを使っていませんでした。盗まれることを警戒しているのかもしれません。

CTAバスでホテルへ

私はSwisssotelというホテルに滞在しました。歩いていける距離にHyatt Regency、Fairmontホテルもありました。実はこの辺りは近くに地下鉄の駅がありません。どこかの駅で降りて、バスかUber/タクシーでホテルに行くことになります。私はCTAバスを使いましたが、酷い目に遭いましたので、やめておきましょう。後で分かったのですが、Clark/Lake駅で降りてUberまたはタクシーを呼ぶのが正解、と地元のタクシーのおじさんに教えられました。
初めてのシカゴでそんなこと知らないので私は事前に自分で調べたルートを行きました。Washington駅で降りて、Washington & Clark/Dearbornという駅からすぐ近くのバス停まで歩きました。地下鉄から地上に出るエスカレーターがなくて、スーツケースを持って上がるのが厳しかったです。(Clark/Lake駅にはエスカレーターやエレベーターがあるのです…)

そこから、124番のNavy Pier行きのバスを実に30分近く待つことになりました。15分おきぐらいにバスは来る、という事前情報は裏切られます。バス停にはどのバスがあと何分で来るのかリアルタイム表示されるサイネージがあって便利ではありました。124番以外のバスも来るので、乗らない場合は道路から一歩下り、乗らない意思を示すとバスは止まらずに先へ行きます。乗る場合はバスが止まる先頭あたりに立っておきます。私は確実に乗りたかったので手を上げました。バスは前乗りです。バスの前からのると、地下鉄の時と同じようなタップする機械があるのでiPhoneをかざします。緑色のチェックマークが表示されます。ちなみにCTA地下鉄で初乗り料金を取られているためだと思いますが、CTAバス料金はかかりませんでした。
そして、Columbus (Mid) & E. Wackerというバス停で降ります。降りる時には降り口の近くにある手すりに赤いボタンがあるので、それを押しました。そしてバスを降りました。すると、ホテルはすぐそこ・・・と思って降りたのですが、ここ、絶対降りてはいけないバス停でした。

シカゴの地下道は危険

Columbus (Mid) & E. Wackerバス停は地下道の中にあり、人っこひとり歩いていませんでした。歩道は瓦礫だらけで浮浪者が寝ていました。明らかに治安が極悪です。

Columbus (Mid) & E. Wackerバス停はこんなところにあった

そんなところに私はスーツケース持って一人で降り立ってしまったのです。しかも昼間ならまだしも、時間帯は夜に差し掛かっていました。慌てて元の道を戻ろうと歩き始めたのですが、地下道の出口が遠く、また出口の方から怪しい人が一人でこっちに歩いてきて慌てて逃げたり、ととても怖い思いをしました。非常階段のようなところから地上に出ることができましたが、近年、シカゴは治安が悪化しているという情報を聞いていたので本当に怖かったです。

Swissotel Chicagoに滞在

非常階段を上がって、なんとか地上に着いた後もまだ恐怖がすぐには消えず、ドキドキしながらホテルの方へ向かいます。ところが周りにスーツケースをゴロゴロ言わせながら歩いている人なんて一人もいません。ビビりながらもなんとか危険な目に遭うことなくホテルに辿り着きました。今回は私はSwissotel Chicagoというホテルを使いました。

Swissotel Chicago


チェックインしました。シンガポールのSwissotelはPCで自動チェックインができましたが、シカゴは残念ながら普通にカウンターでチェックインです。このタイミングでクレジットカード見せてくれたら精算が簡単だ、的なことを言われたような気がするので(ヒアリングが適当でした)クレジッドカードを渡しました。その場ですぐ返してもらえます。おそらくデポジットも兼ねていたのだと思います。

部屋にアメニティは一切ありません。歯ブラシ、歯磨き粉、スリッパ、ヘアブラシ(櫛)など、部屋には本当に何もありません。歯ブラシと歯磨き粉は持参するか、近所のCVSというコンビニかスーパーで買うことになります。スリッパとヘアブラシ(櫛)はホテルの電話でお願いすると持ってきてくれました。

このホテルの清掃には注意が必要です。使ったタオルは元の位置の戻してしまうと交換されませんでした。使用済みタオルは朝出かけるときに手拭きとかバスタオルを掛けるところからバスタブの中に放り込むなど交換しなければいけないことを明示しないと交換されませんでした。またツインの部屋に一人で泊まったのですが、片方のベッドを荷物おきにして朝出かける時に綺麗に片付けてるようにしてました。その荷物おきにしたベッドのシーツは交換されていませんでした。日本だと清掃ミスになると思いますが、このホテルでは普通だったのかもしれません。ちなみに枕ゼニはちゃんと置いておいたんですけどね。

近所の買い物

すぐ近くにFairmontホテルがあり、その道路挟んだ正面にCVSという薬局兼コンビニがあります。雑貨と飲み物、お菓子はこちらで調達できます。お惣菜は売っていません。セルフレジでクレジットカード払いできるので、英語に不慣れでもなんとかなります。

この地図の一番下にCVS Pharmacyがある

すぐ近くにスーパーもあります。Bockwinkel'sというスーパーで、口コミは良いのでこちらでお惣菜を買ってご飯を安く乗り切ろうと思ったのですが、お惣菜ははっきり言ってまずいです。フルーツのパックならなんとか食べられますが、ギリギリ許せるのはメロンだけです。イチゴなんて酸っぱくて酷いものでした。スーパーなので食品自体の品揃えはCVSより全然良いです。醤油や醤油ポン酢までありました。カップラーメンも種類は少ないですがありました。でも不味かったです。全く出汁の味がしないカップラーメンは初めて食べました。食費を安上がりにするなら自炊しないとかなり厳しいので、小さな鍋、鉄板、卓上IH調理器、出汁の素など持っていくことをお勧めします。あ、箸も持っていきましょう。お金に余裕があるなら街に出て外食も良いのですが、夜道は危ないので必ずUberかタクシーで戻るようにした方が良さそうです。

右上の三角ビルがSwossotel、左下にBockWinkel'sがある

チェックアウト

最終日、カードキーを持ってフロントに行きます。チェックアウトか?とフロントの前に立っていた人に聞かれたので、Yesと答えたらルームナンバーは?と言われて、答えます。Baggageがどうのこうの、と言われたのですが多分荷物を預けるか?と聞かれたのかな、と思い、それは不要だ、と答えたら特に手続きなくそのやり取りだけでチェックアウトが終了しました。in-room dining(ルームサービス)で1回ご飯を食べていたので、それの確認があるのかな?と思いましたが特にありませんでした。

Uber初体験

実は滞在中に1回、ものは試しと思ってUberを使ってみました。設定は全て日本でしておいたので、使うだけでした。行き先をセットして、どの車にするのか選んで、決定をすると5分ぐらいで来る、ってなってたのに後2分できますって表示された慌てました。ホテルの部屋で操作していたからです。慌てて降りて行ったらちょうど目当ての車が来たところでした。車のナンバーを確認していたら、運転者の人が窓を開けて、名前を呼んできたのでYes!って行ったら乗りな!って言われて乗りました。事前に決済済みなので、乗って降りるだけなのはとてもいいですね。

帰国

チェックアウトしたら、当然空港に向かうのですが今度は地下道を回避するためにCTAバスは使わないことにしました。ホテルの前でUberアプリを開いて、行き先をWashington駅に・・・って操作していたら、前から歩いてきたおじさんに声をかけられます。

タクシーのおじさん

「Uberと同じ値段で行けるからタクシーはどうだい!」「カードは使えるの?」「もちろんだ!」「OK、じゃあ行こう」って感じでおじさんの営業にあっさり陥落。実はSwissotelの前の道路脇はタクシー乗り場にもなっているのですが、ホテル前からはちょっとわかりにくいんですよね。それでUber呼ばれちゃう前に、と営業を頑張っていました。
さぁ、ここから実は大変でした。おじさんにWashington駅に行きたいって行ったら、何?それどこ?わかんないな!って言われてしまいます。おじさんもgoogle mapで一生懸命調べてくれますが、見つかりません。住所わかる?って言われてもわかるわけありません。そこでUberアプリを開いて、ここだよ、と画面を見せました。そうしたら、あーここ・・・うーんってしばらくみた後に、一応オヘア空港へUberで直接行くために検索した履歴を見て、「Oh、オヘア空港に行くの?だったらみんなが使うClark/Lakeっていう駅があるから、そこでいい?」と言われます。え、それBlue Lineなの?大丈夫?と心配になったのですが、Blue Lineだから!大丈夫!と追撃で言ってくれたので、じゃあOKだ、と伝えて発車しました。
5、6分でClark/Lake駅に着くと、おじさんは車の中から、「あそこにClark/Lakeっていう看板あるのわかる?あそこに行って。入り口があるから、下に行くんだよ」って丁寧に教えてくれます。そして、スーツケースをドン、とトランクから降ろしてくれました。その間にクレジットカードで決済します。Uberより全然安くて$10でした。優しいおじさんだったのでチップで$2つけてあげました。思ったより近くて実入が悪かったのか、おじさん、慌てて戻って行きました。
Clark/Lakeはさまざまな路線が乗り入れる大きな駅で、エスカレーターやエレベーターがあるので旅行者には最適な駅のようでした。ちょっと駅の入り口は瓦礫やゴミがあってあんまり治安が良くない感じはありましたが、すぐ先に見えている1ブロック先は大通りで人も多いので、そこまでの不安はありませんでした。

再びのCTA地下鉄

Clark/Lake駅でエスカレーターを使って地下に降りて、自動改札でiPhoneをタップ。一番最初にVentraAppを使う時に初使用料として$2.5ドル取られますが、乗車賃は$2.5なので今回は$2.5だけしか取られません。Uberに比べたら激安です。
O'hare、と書いてある方面の電車に乗れば、あとは終点までのんびりです。

チェックインから保安検査

空港に着いたら出るためのタップは必要なく、改札をでます。後はお目当てのTerminal1へスーツケースをごろごろ引きながら移動し、航空会社のチェックインをします。JAL/ANAのチェックインの辺りには日本人っぽいスタッフの人も何人か見かけました。私はユナイテッド航空でしたので日本人スタッフはゼロです。
チェックインを済ませたら保安検査です。パスポートと搭乗券を用意します。その後、荷物検査のためにスーツケースやバッグなどをトレイに入れます。パソコンや電子機器はカバンから出します。そして、なんと靴も脱げ、と言われますので、靴を脱いでトレイに入れます。ポケットに何も入っていないね?と確認された後に全身をスキャンされて、検査はおしまいです。

搭乗

後は搭乗口に行って、乗るだけです。Group1から5と搭乗券に書いてあるので、自分のGroupの登場が始まる頃に並びます。高いチケットは搭乗が早いです。これはどこの航空会社のどの空港でも同じシステムのようですね。
ちなみにオヘア空港の制限エリア、お店がほとんどありません。シンガポールのチャンギ空港を少し前に使用していたので、落差にびっくりしました。お土産を買ったりするなら保安検査の前にしないといけないでしょう。チャンギ空港のシステムは飛行機に搭乗するタイミングで保安検査するので、制限エリアが実質ないのでお店だらけだったんでしょう。あれは楽しかったです。

ユナイテッド航空の機内食

ユナイテッド航空の機内食、アメリカ→日本の機内食はかなり不味いと聞いていましたが、本当に不味かったです。
最初のご飯はチキンまたはパスタのどちらかを選びます。チキンを選んだのですが、細切れになったチキンの下にご飯が敷いてあって、よくわかんない味付けでした。不味い。

チキンの下にライス。よくわからない味付け


次は軽食が出ます。パニエみたいなパン生地の中にチーズとハムっぽい何かが挟まっているものです。びっくりするぐらいパニエが不味いのです。

パニエも具も不味い


最後のご飯はフレンチトーストかスクランブルエッグでした。フレンチトーストが正解、という話を聞いていたのでフレンチトーストを選びましたが、これもひどく不味い。メープルシロップが下に黒焦げになって固まっていて、トーストに全く絡んでいないのです。せめて後がけにしてくれれば・・・。

パンの脇には黒くカチカチに固まったシロップ


機内食のためだけに少し高くてもJAL/ANAを選んでも良いかもしれないと思うぐらいでした。

日本到着(羽田空港)

今回、羽田空港のTerminal3に到着しました。前回はTerminal2だったので少し勝手が違いました。Terminal2の場合、Visit Japan Webに登録がある場合とそうでない場合などで列が分けられて、Visit Japan Webの登録済みの列に進んでいくとKIOSK端末でパスポートとVisit Japan WebのQRコードを登録をすることになります。その後、ゲートを通過します。何も考えなくても大丈夫です。

ところがTerminal3では、自分でKIOSK端末にまず行って登録を済ませてから列に並ぶ必要があります。これを忘れるとゲートを通れず、せっかく並んだのにやり直しになります。(やり直しになりました)後からできたシステムのため、動線が悪いのです。知っておくと二度手間にならないですね。
ちなみに、列はかなり長くなります。割り込むおじさんとか平気でいます。割り込まないでくださいって言ったのに無視されました。日本の恥は帰ってこなくていいのにね。

感想

初めてのアメリカ、初めてのシカゴ。まずご飯のことが一番印象的です。アメリカ(シカゴ)には安くて美味しいものはありませんでした。美味しいものを食べたかったら、それなりの金額を出さないとダメみたいです。もしくは自炊。

現金は日本円で3万円分ぐらいを持って行きましたが、ホテルの枕ゼニ以外使うことはありませんでした。すべてクレジットカードまたはAppleウォレットに入れたクレジッドカードで決済できました。

スーパーの店員さん、とても感じがよかったです。聞いたらちゃんと教えてくれるし、お会計をにこやかに応対してくれる人もいました。アメリカの店員は態度が悪い、と聞いていましたが全員が悪いわけじゃないですね。

治安は悪くなってきている、とは聞いていましたがそもそも治安の悪いエリアは別として、深夜でなければ集団で歩けば大丈夫でしょう。夜9時過ぎにシカゴ川のトランプタワーのあたりを三人で歩いていたら、道端に座っているガタイの大きなおじさんがなんか言ってきましたが、無視すれば大丈夫でした。そもそも何言っているのかわからなかったんですけどね。

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