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議会で、路上喫煙・ごみ・客引き対策について質問しました。

 6月13日、ふじみ野市議会の一般質問で、「上福岡駅周辺の路上喫煙・ごみポイ捨て・客引きの禁止策」について、質問しました。

駅周辺のごみ、市は有効策なし
 私の目的は、「上福岡駅周辺の路上には、捨てられたタバコの吸い殻や飲み物の容器がたくさんあります。老人会の方が清掃をボランティアで行っています。有難いことですが、そうしなくてよいようにするのが議会と行政のしごとです。市は有効な施策を打ち出させておらず、清掃活動に力を入れている」現状を改善させるのが狙いです。

他市の改善事例を質問したら、改善されていない事例の回答
 「路上喫煙とごみポイ捨ての禁止策」では、最初の質問への回答は、想定どおり具体的なものでなかったため、「状況が改善された他市の事例の研究状況」について再質問しました(再質問も通告済みです)。
 市もさるものです。そうした事例に行きあたらなかったのか、「条例に罰則規定を設けたある自治体では、実際の過料の徴収実績はない。それで路上喫煙はなくなっていない」という内容を話しました。あれっ?かみ合っていませんね。そこで、「SDGs未来都市などで、ごみが少ないまちがあるのでは?成功事例を調べましょう。私も調べます」と述べました。

市は量的分析に消極的:現状を客観的に認識したくない?
 また、ごみの状況を把握するにあたり、「周辺住民へのアンケートをとってはいかがか」と再質問しました。これは、施策のPDCAで、プラン、ドゥー、チェック、アクションのチェックにも当たります。市の回答は、「アンケートを取ってみるのもよいかと思うが、顔の見える関係でご意見を頂戴する」というものでした。せっかくデータの把握に結び付く提案をしたのですが、積極的な反応ではありませんでした。客観的な認識をしたくないのかな?と思ってしまいます。

客引き禁止の条例の考えは今はない。注意喚起の看板設置を研究
 客引き禁止条例の制定について、市の考えを質問しました。近隣では所沢市が条例を制定していますが、市は、所沢市での条例制定の経緯を調べ、その内容を回答しました。一方、「上福岡駅周辺の客引き行為に関し、年に1件の問合せを受けている。先進事例を研究する」という回答でした。
 具体的な内容がないので、「客引き行為禁止を明示した看板など掲示物を設置する考えは」と再質問しました。「さいたま市や川口市では設置しており、研究する」との回答になりました。ほんの少しですが、議論が具体化されました。

 最後に、「上福岡駅前のごみが多い状況、客引きがある状況は、若い世代、子育て世代が、駅前に降りた際、良い印象を与えない。せっかく子育て支援に力を入れているのに、結果に結びつかない可能性がある」という趣旨の発言をし、人口増の観点から、ごみや客引きに関する対策を求めました。

以下、冒頭の私の質問です。
「上福岡駅周辺の路上喫煙・ごみボイ捨て・客引きの禁止策」です。
 上福岡駅周辺の町内会、居住者の方から、路上喫煙・ごみボイ捨て(吸い殻と飲み物容器)の状況がひどいので何とかしてほしいとの声があります。私は、上福岡一丁目町会のごみ拾いに参加させていただいているのですが、先般は、4月27日に参加し、多くのごみ、主にタバコの吸い殻と飲み物容器を拾いました。5月15日には、市のごみ拾い行事に参加し、同じように、一丁目において、多くのごみ、主にタバコの吸い殻と飲み物容器を拾いました。
 町会の皆様は、年配の方が多く、こうした活動に熱心に取り組んでいらっしゃることに頭が下がります。ただ、本来は、ごみを拾うのではなく、取り組まなくてよいようにするのが、我々議員や行政の努めです。ここが肝心でものごとの本質は、高齢者がタバコの吸い殻と飲み物容器を拾わなくてよいようにすることです。ここを取り違えてはなりません。
 路上のごみは、まちの景観も損ないます。景観条例について以前、質問いたしましたが、路上のごみをなくすことは、まちの景観を守ることの一部を構成するものです。上福岡駅周辺の路上喫煙・ごみボイ捨ての禁止を徹底する施策についてうかがいます。

 客引き(行為)禁止条例の制定です。この点も、町会のみなさまからのお声をうかがっておりますが、駅周辺で客引きが行われていると。客引き行為とは「特定の相手方に対し、公共の場所で、立ちふさがったり、つきまとったりして、お店に来るように誘う行為」で法律で禁止されています。駅周辺は、マンションが建ち、子育て家庭、お子さんがまだ就学年齢の家庭も少なくありません。教育や風俗、治安の観点からも、駅周辺で客引きをなくすことが必要です。近隣の所沢市では令和2年に、客引き行為を禁止する条例が設けられています。客引き(行為)禁止条例の制定について考えをうかがいます。



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