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奈義町を視察しました③(なぎチャイルドホームで見たこと、聞いたこと)

 奈義町を視察させていただきました。ご報告三回目の今回は、奈義町子育て支援のシンボル、子育て支援施設「なぎチャイルドホーム」を訪問させていただき、見たこと、聞いたことをまとめました(上の写真は、奈義町のレクチャー資料です)。
 最初にフランスの総領事が同ホームを訪問した際の取材映像、貼り付けておきましょう!

https://news.ksb.co.jp/article/14816517

 メルシボク~。
 
 奈義町の子育て支援策のシンボル的施設であるチャイルドルームは、会計年度任用職員5名で切り盛りされています。正規職員でもなく、外部委託でもない、ちょっと不思議な感じです。アドバイザーという名称の職員さんとは、施設を案内していただき、お話させていただく機会があったのですが、非常にスマートで、しっかりしていらっしゃる印象で感銘を受けました。


なぎチャイルドホームのFB



 このチャイルドルームは、親御さんにとって、出生のお祝いイベントが行われる場所で、なじみのある施設とのことです(これは役場のKさんのレクチャーより)。チャイルドルームは、複合機能を持つ施設で、親御さんが交流でき、地域の方と交流でき、一時預かりが利用でき(保育園のサービスではない)、自主保育が行われていて、放課後の子どもの居場所(放課後児童サービスではない)サービスがあり、という施設です。???
 えっよくわからないんですけど、、、
 
 では、建物の見取り図に沿ってご説明いたしましょう!



 玄関を入ると、左がスタッフルーム、右が交流スペースで、多世代交流、イベントの場です。お年寄りの方と季節行事、お父さんとこどものイベント、親子サークル、おうち食堂(実家のお昼ごはんのように、みんなでお料理して食べる時間. です。多世代でわいわい食卓を囲みましょう、とのこと)、演劇ワークショップなどなど。

イベントもりだくさん、ですよね。


 スタッフルームの左奥は、多目的室。私がうかがった際は、若いお母さま方のワークショップが開かれていました。子育てサポートグループさん「スマイル」の会議のようです。スマイルさんは、一時預かり「すまいる」、自主保育「たけの子」などの活動を行っていらっしゃいます。すまいるは、会員制です。「まかせて会員」と「おねがい会員」があり、両方の会員にもなれます。
 「たけの子」は自然とのふれあい、芸術活動、食育活動をしています。「ずっと助け合える子育て仲間ができました」との声。私が拝見したときは、おばあさまが3人、それぞれ子どもの面倒をみていらっしゃいました。ひとりは庭の砂場で。自然とのふれあいですよね!
 また、「農業ママ楽ベジ」というものがあり、地元の旬の野菜をひと手間加えて、食卓に届けている、そうです。「商品開発が楽しい!」との声も。このほか、短時間、短期間のしごとを集約している「しごとコンビニ」の運営所「しごとえん」と連携しているそうです。
 
 チャイルドホームには、「つどいの広場ちゅくしんぼ」があり、誰でもいつでも来れる場所となっています。平日主体ですが、不定期に休日オープンもあるそうです。お昼ねまでお弁当を持っていきます、との声。
 また、日本財団の「子ども第三の居場所」事業の助成を受け、プレイ室1がその部屋となっています。もう一つの放課後児童クラブですね。


 このように、なんでもできるし、しますよ、という利用者目線で運営されています。この一時預かりや自主保育は、事故があってはいけないので、保育士の資格を持つ方がいらしゃったり、保険にも加入しているとのことです。ここの特徴は、親御さんどうしや地域のご年配の方と交流ができる、つながりがあるとのことです。レクチャーしてくださった役場のKさんは「女性の不安を軽減すること」が子育て支援策で重要とおっしゃっていましたが、このチャイルドルームはまさしくそう。私ももう何回も訪問したくなるような雰囲気でした。


 なお、自主保育については、最初は他人に子どもをみてもらう。他人の子どもをみる、ということで抵抗があったそうですが、一年もたつと、好評を得るようになったそうです(Kさんのレクチャーより)。
 ちなみにチャイルドルームには、親御さんたちと年配者の方のボランティアスタッフの方がそれぞれ10名くらいいらっしゃって、都合のよい時に様々なお手伝いをしてくださる体制になっているとのとでした。


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