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こどもの日、こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する。

 本日5月5日は、祝日のこどもの日です。
国民の祝日に関する法律では、こどもの日について、「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」と定められています。
 
「人格を重んじ」とはどういうことでしょうか。親やその他の大人は、こどもを一人の人間として認める。教育は必要であるが、隷属した存在としてみない。虐待などはもってのほか、成人への成長過程を歩むこどもを大切に育てる。

 そのことは、「こどもの幸福をはかる」につながります。こどもの幸福とは現時点と成長後、そしてその間の過程と、とらえる時期は多様です。こどもが親やその他大人の犠牲になってはいけない。こどもも親、その他大人も同じ人間として、自らと同じように幸福を追求し、実現していく。
 「母に感謝する」。ここでは両親ではなく、母とされています。命の大切さに気づき、おなかの中にいるときから、育んでくれた母の愛の尊さ。
 
 この「母に感謝する」は、私の周りでは、学校や社会であまり重視されていなかったように感じます。母への感謝が、より広がる社会、広がった社会は、こども、そして大人の人格形成にも影響を与えるでしょう。
 こどもの日は、決してこどもだけでなく、国民全体の祝日なのです。
 「こどもの人格を重んじ、幸福をはかる」ということは、国民それぞれの人格を重んじ、幸福をはかる、につながります。「母に感謝する」も、自分の母だけでなく、世のお母さんに感謝することに。感謝される人間になることも大切ですね。
 そうしたやさしさに包まれた社会や国に思いをはせる、こどもの日は、国づくりには、人が大切で、その人とはどうあるべきか、そうしたことに思いをいたす日かもしれません。

 一方で、事情により、親御さんと離れてしまっているお子さんに、できることは?とも考えます。力不足の私ですが、すべてのこどもさんに、「人格が大切にされ、幸福を得て、人に感謝できる」よう、議会で、社会で努めていきたいと思います。


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