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えほんのイラストを担当した話
こんにちは、イラストレーターの城谷です。
今回は、七田式えほん「わたしはだあれ?」をご紹介。6冊セットで販売されているえほんで、その1冊のイラストを担当しました。絵だけなので、出来上がった原稿をいただき、それに沿って絵を描いていきました。基本的にの内容についての指示はなく、原稿読んだ上で描き手に任される形になりました。
![](https://assets.st-note.com/img/1731134110-cw4aqDbneuGjpEL69RrZ1NxF.jpg)
基本的に雑誌や書籍・広告などのお仕事は多く手がけてきましたが文芸系、つまり物語に絵をつけるのは正直苦手分野です。状況を描くのが苦手なんですね。背景があって人物がいて何かしていて… って感じの絵。それでいていい感じの雰囲気にまとまっている絵。シンボリックな構図の絵の方が得意なんです。昨日ご紹介した日本コムシスの空を飛ぶ巨木の絵とか機械仕掛けのチラノサウルスの絵とか。
でも今回のえほんで幸いだったのは、内容が物語ではなく一問一答の「なぞ解き」のような構成になっていたこと。小分けの質問内容を面白く楽しく表現していくことなら出来そうだと思いつつ今回の作画に取り組みました。
![](https://assets.st-note.com/img/1731134133-BxUNsAcmMb9IHDQFnilYO8pW.jpg?width=1200)
『わたしはだあれ?』
くろい ふく をきている
こっそり みんなに ついていく
うすっぺら
じめんや かべに はりついている etc
で、答えが
『かげ』となるわけですね。
これだと、具体的な状況を説明的に描くという縛りから解放されます。得意の抽象的・象徴的な表現が生きてくるのですね。
絵本というのは、絵を描くものにとっては憧れの媒体ですが、物語に沿った絵が得意かどうかという問題は、絵本を描く上で大きなハードルになると感じるこの頃です。
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