外国人の同僚とのコミュニケーションに悩んでいます…
やむなし相談室 Vol.3
職場に外国人の同僚がいて、日本語もある程度話せるし笑顔もあり真面目なのですが、こまかいニュアンスが伝わらないのです。
コミュニケーションを取るうえでどのようなことに気を付けた方が良いのでしょうか。
回答者:島田
ニュアンスを具体化して根気よく伝える
ご相談ありがとうございます。笑顔でまじめ、日本語も話せる外国人の同僚がいるのですね。同僚の外国人スタッフの良い点に気づいていて本当に素晴らしいと思います。きっとその方はあなたと一緒に働けて幸せだと思います。
前提としてそもそもこまかいニュアンスを伝えることは日本人同士でも難しいことです。育った環境や価値観が違う外国人にはさらに難しいです。ですのでニュアンスを理解して実践できるようになるまでは時間がかかります。忙しい中で時間をとることは難しいかもしれませんが、伝え方を工夫して一つひとつ丁寧に教えていきましょう。
①ニュアンスの洗い出し
こまかく伝えたいニュアンスを洗い出してみましょう。
②仕分けて整理
洗い出したニュアンスを4つの軸で整理しましょう。
A4用紙を横向きに置き上下と左右の真ん中に線を引いてください。
4つの枠ができますのでニュアンスの仕分けをしてください。
縦軸は重要度(上は重要度が高く、下は重要度が低い。)
横軸は緊急度(右は優先度が高く、左は優先度が低い。)
③重要度と緊急度が高い枠から1つ選ぶ
洗い出したものから取り組む順番を決めましょう。
④選んだニュアンスを具体化し伝え方を工夫する
ニュアンスを言葉にするのは難しいものですが、スタッフと協力して言葉と動作で具体化していきましょう。図やイラストなどを使っても良いかもしれません。
⑤フィードバックをする
理解したか、実践できているかを確認して、できている点、改善点をフィードバックしていきましょう。
ニュアンスが伝わらなかったからといって相手にダメ出しをすると、やる気と勇気をくじいてしまいます。関係性も悪化するのでオススメしません。まじめに取り組んでいることをリスペクト(尊重)し、ニュアンスを少しでも理解したらコンプリメント(承認)していきましょう。
伝えることは大変かもしれませんが、相談者さんのコミュニケーショントレーニングにもなります。相手にわかりやすく伝える努力をすることでコミュニケーション能力は高まります。コミュニケーション能力が高い人材は業界・職種問わず重宝されます。コミュニケーションスキルを高められるチャンスととらえてみることをオススメします。
〈参考〉人材育成の名言(山本五十六)
やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。
話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。
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