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緊張して利用者さんと何を話せばいいか分かりません…

やむなし相談室 Vol.8

利用者さんとの信頼関係の築き方に悩んでいます。先輩に相談すると、最初はいろいろ慣れていけばいいよと言われるけど緊張してどうもうまく会話ができません。たとえば家族にいろいろな事情がある利用者さんと、家族が仲いい利用者さんの食介に入るときなど、傷つけないか気を使ってしまうなどです。

ご相談ありがとうございます。相談内容について整理させていただきます。
利用者さんとの信頼関係の築き方、利用者さんを傷つけないように気遣いしているが緊張するとうまく会話ができないことについて悩んでいるのですね。相談者さんはすでに利用者さんや家族を傷つけないように気遣いされていて信頼関係の構築中です。他者を尊重していることは素晴らしいことです。先輩にも相談されていて関係性ができていて良いですね。

①利用者さんとの信頼関係の築き方について

信頼関係が築けている状態とはどのような状態なのか。そのうえで信頼関係があると相談者さんにとってどのような変化があるのか具体化して考えてみましょう。

利用者さんと信頼関係を築くために下記を意識し実践してみてください。
心構え 相手に関心をもつ。尊重し理解する。約束を守る。
会 話 笑顔で挨拶をする。こまめに声かけをする。感謝を伝える。共感し話を聴く。丁寧に説明をする。
行 動 丁寧に接遇する。相手のペースにあわせる。主体的に行動する。

②緊張するとうまく会話ができなくなることについて

今の現場でお仕事されてどのくらいの期間でしょうか。新しい環境に慣れるまでは緊張しますし、無意識に肩に力が入りやすいものです。環境に慣れ、できる仕事が増えてくれば心に余裕ができ、落ち着いて会話ができるようになります。会話と同じぐらいに非言語(態度)も大切です。

・今は慣れる時期、このままで大丈夫と自分にささやいてみましょう。
・緊張していても、落ち着いて会話できていることも必ずありますので、そこをしっかり見つけていきましょう。緊張していても会話ができていて、相手に支障がなければ問題ありません。
・上手く会話するとはどういうことか、目指す状態(ゴール)を具体化してみて、そのうえでスケーリング(点数化、イメージはドラゴンボールのスカウター)してみましょう。

たとえば、リラックスして笑顔で会話ができる状態を10点として現状は5点。5点の内訳は緊張していても会話はできる。落ち着いて笑顔で会話している時もある。他者に気遣いをしている。利用者さんが笑顔になるときもある。では、5.5点・6点になるには何をすればいいか?深呼吸して口角を上げて笑顔で会話をしてみるなど。スケーリングは手軽にできますので緊張についてもしてみてはいかがでしょうか?

まずは、笑顔で挨拶をしていきましょうね。応援しております!

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