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電波少年Wで僕がやろうとしていること(当日編)

24時間前に「こんなことができたらいいな」と思いついて番組演出グループLINEに書き込んだ。すぐに「それはこうですか?」「問い合わせています」「いいですね」「やりましょう!」と返信が来てつい先程「できました。チェックしてください」と動画ファイルが送られてきて今この時間に最終編集が行われている。

すごいよね?あ〜このスタッフとやっていくなら出来そうだと当日のド早朝午前3時にしみじみと思っている。組織マネージメントとか色々本とか出ているけれどそれは会社を運営していく、つまり社員をいかにその気にさせて効率よく機嫌よく働かせるかと言う話なんだと思うんだけど「番組」って言うものを作る組織はそう言うのはとは違うんじゃないかと思っている。
それは「気分」で作られていくものだから「気分を壊す人」が入っているとその「気分」が見ている人に伝わらなくなる、と思っている。
やる気のなさそうな顔している人間が番組会議に出ていて「出ていってくれ」と言ったことはPにもADにも何度も言ったことがある。”一応聞いておいたほうがいいかと思って会議に入っている人”はマイナスな気分を持ち込んでそのグループがたどり着くべきところに進んでいるのを阻害する。
だから僕はスタッフを振り落とそうとする。振り落とされたスタッフはそこで終わり。振り落としているうちに誰も残らないかもしれない可能性もある。それでもいい。だったら一人で作ればいい。スタッフの調和をとると言って顔色窺って面白い尖ったものができるものか。
そうやった果てに「お前がいらない」となってクビになったほうがものつくりとしては健全だ。

プロ同士であると言う緊張感を持って番組作りに挑みたい。それは会社という単位が持つ宿命とは相反していることがよくある。番組作りが「労働」だと思っている人たちには「働き方改革」は適用されるべきだと思っているが、それは「仕事」でプロとしての喜びを生むものだというものなら別の次元で考えるものなのではないだろうか?

ひたすらにただ「面白い」を追っていこうと思う。それは10人中9人が「面白くない」と思うもので10人中たった一人が「面白い。来週が待ち遠しい」と思ってくれるものでいいと覚悟を決めている。
みんなが「面白い」と思うことなんて有り得ないことは明らかなのにそれを目指すポーズを取っている人たちがいるのはどういうことなんだろう。
そのために僕は『今誰もやっていないこと』を武器に「面白い」を発生させられるか挑戦したいと思っている。それが「コミュニティから番組を作る」だし「演出が出演する」「Connected Flipを使ったクイズ」だ。とりあえずそこを研ぎ澄ましていくことで誰も行ったことのない風景が見れればその次に進むべき方向が見えるだろう。
まずは「誰も行ったことのない方向」に船を進めてみるしかない。多分そこは嵐の海で難破して終わるかも知れない。でもひょっとして新しい広大な新大陸に行けるかも知れない。いや新大陸はそんな直感の先にしかないのではないだろうか?

勇気という名の船を出すんだ。
乗組員はこの先何人が振り落とされるのか?または自分から降りるのか?
それとも船長が反乱の末に海に突き落とされるのか?
前回は10年と半年の旅になったが今回はどのくらいの航海になるのだろうか?
「面白い」はこの航海で何個紡ぐことができるだろうか?

WOWOWプライムで今夜!2021年1月16日夜8時45分〜9時45分
「電波少年W」生放送でスタートします!
ノンスクランブル無料放送!
YoutubeとWOWOW ON DEMANDでも生配信するけど権利の関係で配信できないビデオもあるからできれば放送で見ていただくことをお勧めします!

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