NO BORDER次回公演のために⑦

先日新しくなった渋谷PARCOの近くを偶然通り時間も少しあったので入ってみた。ン?昔のあの馴染んだPARCOと何だか違う。海外ブランドやハイファッションのお店は昔もあったしストリート系もなかった訳じゃないと思うが「まるで違う」気がしてならない。そしてそれはエスカレーターで上に行くほど強くなり最上階で決定的になった。

言い方は悪いかもしれないが「日本人をターゲットにしていない!」

かと言って流行りのインバウンドということでもない。言うなればコスモポリタン。ここに来る中国人も韓国人もベトナム人もタイ人も、まあアメリカ人もそして日本人も!同じく平等にターゲットにした商業施設はこうだよね、という作り方をしている気がした。

これがこれからの日本の生き方なのではないか?とさえ思える作り方だ。これまでは日本人が日本人のためにものを作って売れば成立していた。これからはもうそんな時代ではありませんよ、と言われているような気がした。お客さんのかなりのパーセンテージを占める中国人の中国語の会話の声の大きさがそれを物語っていた。

ここは私たちのために作られた場所だ!

世界中の人がここを訪れてそう思うことを狙っているのだろうし、それができるのはニューヨークか日本の渋谷の公園通りPARCOだけなのかもしれないと思ったのだ。

まだ行っていない人はなるべく早く行ってみるといい。日本の物づくり、ものを売ることの「これから」の姿がそこにある。

こういう場所でこそNO BORDERをやるべきなのだろうと強く思った。

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