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変われなければ死ぬのみだ

先日アメリカのテレビ局の状況を聞いてイスから崩れ落ちるかと思うほど驚いた。過去最高のアップフロント(アメリカのテレビ局の1年間のCMを売るイベント)だとNBC、CBS、ABC、FOX各局が発表したと言うのだ。

ご存知の通り日本のテレビ局は軒並み売り上げと利益を落としている。
なぜか?
実に簡単で『DX=デジタル・トランスフォーメーションが進んだ』と言うことらしい。

クライアントに自社の放送と配信のプラットフォームを合わせて「こことここを組み合わせてこう広告を打てばお望みのユーザーに確実にリーチできますよ」と提案するんだそうだ。
そりゃそうだな。配信(ネット)しか持たない企業はそこでのプランしか提案できないがテレビ局は放送・配信両方持っているから組み合わせプランの提案ができると言う訳だ。

考えてみると日本の感覚のテレビ局とは明らかに違うのだろう。どちらが主と云うより「”放送と配信が組み合わさった方がいい”のだからその二つのプラットホームは同じグループになる」と云うビジネス的帰結がすごいスピードで行われている。

中国の諺で「小さい魚は大きな魚に食べられる。大きな魚は速い魚に食べられる」と云うものがあるらしい。
時代の変化、ユーザーの変化に対応し素速く変わることのできる企業は生き残るし、そうでない企業は死んでいくと云うことが今、目の前で起きている。

そして日本のテレビ局は電波少年Wで各局とアーカイブの使用で交渉をしていると日々感じるのだが、かなり変化に疎いようだ。そしてそれは前回書いた『報連相は会社を滅ぼす』が関係しているのかも?

果たしてどうなる日本のテレビ局?
他人事みたいで申し訳ない。


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