教えることができない男の講座
いつか教えるなら14歳がいいなと思う。一番多感で「何に出会うか?」がその後の人生にとても大きく影響を与えるであろうから。
僕の弟子だという人がこの業界に何人かいるようだが生徒ではない。僕も師匠を萩本欽一とテリーー伊藤と公言しているがその考え方や技術を盗んだ覚えはあるが教えてもらったことはない気がする。
教えて身につくものなんてたかが知れていると思っている。だから修行でしかコメディアンも演出家も育たないと欽ちゃんも言っているし僕もそう思う。極端な言い方だが。(基本のキは教わっていいだろうけどね)
東大の情報学環で2年間授業を持ったのだが、これも実は教えるという感じが結局持てなくて「一緒に研究する」だった。そのテーマが”視聴率はなぜ偏在するか?”で、この研究の成果は学生の誰よりも僕が興味があったし今後の血肉になるものを得ることができた。
そんな訳でこの『土屋Pとつくる世界向け番組企画ゼミ』も教えるものではない講座です。一緒に(まだ日本で企業単位以外では誰もやっていない)NetflixやAmazon、Quibi、Disney+などの企画を考えて実際に企画提出するまでの講座です。
最初の最初にちょっとだけ「企画とは何か?」とか「企画と思いつきは違う」などという話はしますが、まあそれは「基本のキ」なので。でもそれがわかっていないのがこのテレビ業界にも8割いるっていう恐ろしいことはありますが。
そんな訳でこの春「シーズン1」をやって一応好評らしかったので秋の「シーズン2」です。来年からバタバタするので「シーズン3」はあるかないかわかりません。
ということで講座といっても教わるのではなく実践的に企画を作って提出する。あとは盗めるものは勝手に盗んでくれという講座です。
興味のある方は。
https://machinocircle07.peatix.com/?utm_campaign=search&utm_medium=web&utm_source=results&utm_content=土屋%3A35.2916%2C139.5752%3A%3A0%3A1585062